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掲載日:2024年10月23日
Q 尾花瑛仁 議員(自民)
昨年の質問では、上の池整備について県の史跡の伊奈氏屋敷跡を生かした水辺空間づくりに活用できないか、地元市町と意見交換する旨の答弁を頂きました。
さきの伊奈町議会で、町は「県及び上尾市と10月中旬に3者協議を実施する」と答弁されていますが、地元が不安を訴えているのが、本年度の地元説明会の際、多くの参加者から「当初、水辺公園として人のにぎわう場が生まれると説明を受け用地交渉に応じたが、13年ぶりに行われた今回の説明会では調節池整備の説明のみで、当時と話が違っているのではないか」との声であります。
当時のパンフレットには確かに公園のイメージが掲載されており、また、整備済みの下・中の池に加え、今回の上の池が立入不可のエリアとして整備された場合、広大な暗黒の空間ができることは心配とのことで、現在の防犯の観点からもにぎわいを生む整備が求められております。
「YOU And I構想」当時の新幹線開通による町の分断など、県の発展に寄与してきた当該エリア、土地の提供に応じた方々の思いも踏まえ、市町との事業分担を明確化した上で、県の積極的な取組を地元は期待しています。
そして、本日冒頭にも関わりますが、伊奈町に居を構えた伊奈忠次公は、川口を本拠とした御子息の忠治公を含め、三代にわたる取組で利根川を大きく曲げるという日本の治水史で後にも先にもない大事業を実現し、湿地帯であった江戸に国際競争可能な土地そのものを生み出した本県が東京都に対して誇るべき偉人でもあります。
県指定史跡である伊奈氏屋敷跡も活用し、地元市町を中心とした提案が基本としても県として調節池を活用し何ができると考えるか、県土整備部長の御所見をお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土整備部長
原市沼調節池は、5つの池で構成され、既に4つの池が完成しております。
残る1つ、伊奈氏屋敷跡に隣接する上の池の整備に当たり、上の池の事業計画について、地元説明会を開催しました。
完成後の上の池を含む原市沼調節池の利活用につきましては、議員御指摘のとおり地元市町を中心とした提案が基本であり、現在、地元の上尾市と伊奈町が検討中でございます。
令和6年度は、県と両市町の3者で伊奈氏屋敷跡の活用を含めた原市沼調節池を核とした賑わい作りについて意見交換を行ってまいります。
県といたしましては、両市町での調節池の利活用の検討に当たり、先進事例の紹介や掘削工事の中での工夫など、積極的に協力してまいります。
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