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掲載日:2024年10月23日
Q 尾花瑛仁 議員(自民)
豊かな自然が残る江川流域ですが、水害対策が喫緊の課題です。平成27年には増水した川に学生が流され亡くなる事故があり、県には調節池整備に着手いただいておりますが、令和元年東日本台風の際には荒川の水位が上昇し、宮下樋管からの排水ができなかったことにより江川が氾濫し、かつていない浸水被害が生じました。
現在、河川整備計画策定専門会議の意見を踏まえ、流量の再計算を進められているものと思いますが、計画変更に至っておらず時間を要しております。速やかな変更と、流量が増加すれば宮下樋管の改築や排水機場の設置など中下流域の対策も環境配慮の下、速やかに立案、実施すべきと考えますが、県土整備部長にお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土整備部長
江川については、令和元年東日本台風を踏まえた河川整備計画の見直しに向けて、洪水流量の再計算などの水理解析を改めて実施しました。
江川の中下流域では、低平な地形で川幅は狭く、また、洪水時に荒川の水位が基準を超えた場合、江川への逆流を防ぐため宮下樋管が閉鎖され、溢水しやすい特徴を持っております。
一方、サクラソウなどの貴重な植物が生育し、環境への配慮も求められています。
このため、議員お話しの宮下樋管の改築や排水機場の設置等も含め、治水と環境の両立に配慮しながら、様々な手法を組み合わせ、効果的な治水対策を検討しております。
検討が完了次第、速やかに河川整備計画策定専門会議を開催し、有識者からの意見聴取を行うこととしております。
流域の皆様が安全・安心に暮らせるよう、上流域の調節池の整備も含め事業の推進に努めるとともに、河川整備計画の変更に向けて、国や流域市など関係機関との調整を順次進めてまいります。
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