トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成30年6月定例会 > 平成30年6月定例会 「文教委員長報告」
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掲載日:2023年5月2日
文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第80号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
「県立学校の学校医などに対する補償基礎額を増加するとのことであるが、それにより影響を受ける公務災害補償にはどのようなものがあるのか」との質疑に対し、「休業補償、傷病補償、障害補償、遺族補償及び葬祭補償の5つである。これらの公務災害補償は、補償基礎額に基づき補償額を算定するものである」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「県立学校のブロック塀等の安全対策について」、「県立高校の統廃合について」及び「教員の倫理観について」質問が行われました。以下、論議のありました主なものについて申し上げます。まず、「6月18日に発生した大阪府北部地震で小学校のブロック塀が倒壊した事故を受けて、県立学校における安全対策の取組について伺いたい」との質問に対し、「地震発生の翌日に、県立学校と市町村教育委員会に対して、安全点検と緊急調査の実施を指示した。あわせて、子供たちを危険なブロック塀に近づかせないよう応急措置を指示した」との答弁がありました。また、「学校を視察した際、傾きや破損、劣化が見られるブロック塀があったが、近づかせない表示はなされていなかった。今一度、県立学校に応急措置の内容を確認してもらいたいがどうか」との質問に対し、「現場での安全対策が徹底されるよう再度注意を行いたい」との答弁がありました。また、「県立高校の再編整備について、統廃合ありきではなく、生徒にとって魅力ある学校づくりが必要であると考えるがいかがか」との質問に対し、「生徒数の減少に対応しつつ、高校が地域に密着して教育活動を行っていることや、地域から支援を受けている現状も考慮しながら、子供たちにとってより良い環境を提供できるよう県立高校の再編整備を検討していく」との答弁がありました。また、「本年4月に小学校長による盗撮事件が起きるなど、今なお、教員の不祥事が発生している。このような現状と教員の倫理観について、どのように考えているか」との質問に対し、「不祥事については、県民に深くお詫びしたい。教員には高い倫理観が求められており、子供たちの見本となるような言動が必要である。教員としての使命感や誇りを再認識させる取組を通じて、倫理観の向上を図っていく」との答弁がありました。
このほか、当面する行政課題として、「指定管理者に係る平成29年度事業報告書及び平成30年度事業計画書について」、「平成30年度における指定管理者の選定について」、「埼玉県公立学校における働き方改革の取組について」並びに「埼玉県5か年計画の進捗状況について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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