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掲載日:2024年10月23日
Q 石川忠義 議員(県民)
福祉こども避難所は、こども福祉避難所、子供のための指定福祉避難所とも呼ばれます。これらは、災害時に特別支援学校を通学生と家族などを優先に利用を進める二次的避難所です。障害を持ち、環境の変化に弱い子供たちがふだん通い慣れた空間で避難生活を送ることで、心身への影響を軽減するものと期待がされています。
鹿児島市、熊本市、福岡市なども、それぞれの県立特別支援学校と協定を結んでいます。無所属県民会議では、県民からこの福祉こども避難所の設置を求める声が寄せられたため、今年6月に福祉こども避難所の協定を結んだ鹿児島市と鹿児島県立鹿児島特別支援学校の先進地視察を行いました。鹿児島市と鹿児島特別支援学校の協定では、あらかじめ利用する予定の通学生、卒業生、障害がある方と家族などを登録するなどして原則的に登録者が優先に避難を行い、通い慣れた学校の施設、設備で避難生活を行います。
昨年9月1日には、日本小児神経学会からも患者・家族関連団体、医療関連団体と共に、国に子供のための指定福祉避難所の施設整備などを求める要望書が提出されています。
(1)として、この福祉こども避難所の所見について、福祉避難所を所管する福祉部長に伺います。
A 細野正 福祉部長
福祉避難所は、一般の避難所では生活することが困難な高齢者や障害者、乳幼児など特別な配慮が必要な方を対象とする市町村が指定する避難施設です。
令和6年4月現在、県内には、高齢者施設や障害者施設、特別支援学校など、合わせて877か所の福祉避難所が設置されています。
市町村ではそれぞれの施設管理者と協議し、施設の種別や規模、物資等の状況に応じて、どのような方を受け入れるかなどについて協定を結んでいます。
議員お話しの「福祉こども避難所」は、障害のある児童・生徒が普段から通っている特別支援学校が福祉避難所となることで、環境の変化に敏感な障害児にとっては避難生活の安心に繋がり、大変有益であると考えます。
高齢や障害などで配慮が必要とされる多くの方を受け入れることができる福祉避難所を増やしていく必要がありますが、「福祉こども避難所」のように、障害児の特性に応じた避難所が設置されることも大変重要と考えております。
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