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掲載日:2024年10月23日
Q 石川忠義 議員(県民)
県の希少野生動植物種について検討する県希少野生動植物検討会の会議録を確認しましたが、会議録が概要筆記のため何を話し合ったのか当事者以外が知ることができません。
同検討委員会の令和6年6月10日の会議録では、「希少野生動植物調査の報告などがあった後、県から希少野生動植物種の指定基準の見直しを検討したい旨を説明した」とあります。この見直しが積極的に希少野生動植物種の保全につながることを期待しますが、(3)として、この希少野生動植物種の指定基準の見直しについて、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
希少野生動植物種の指定基準については、平成12年に動物種・植物種共通の基準を定めており、策定から20年以上を経過しております。
そのため、令和6年6月に、学識経験者や関係団体で構成する「埼玉県希少野生動植物種検討委員会」を開催したところ、動物種・植物種それぞれに別の指定基準を検討すべきではないかなど、見直しの必要性について御意見を頂いたところです。
現在の指定基準は、保護の実効性を確保しつつ適切に種を指定するため、個体数や生息地域数などの「希少性」、保護活動への地元の協力の可能性等の「保護活動の実効性」、及び「他の法令による開発規制の有無」の3つの観点から定められています。
今後の検討においても、保護するために妥当かつ実効性のある基準となるよう、この3つの観点を踏まえつつ、県希少野生動植物種検討委員会の御意見も伺いながら、具体的な見直しを進めてまいります。
なお、先ほどレッドブックについてのお話がございましたけれども、今後は、本県においてはレッドリストの随時更新なども含め、新たな考え方についても今後検討を進めていきたいと考えております。
再Q 石川忠義 議員(県民)
指定基準の考え方については理解しました。
この指定基準の見直しを一度、6月に投げ掛けているんですが、この指定基準の見直し自体をいつ頃までに決定するのか。これによって、やっぱり時間が余りに経過してしまうと、その間に危機的な状況になる種もあるので、その考えを伺います。
再A 大野元裕 知事
基準の見直しの前に私どもが今考えておりますのは、まずはレッドデータブック植物編の改訂を予定しておりますので、そこに合わせて急ぐべきは植物種の指定基準の見直しと考えており、ここから進めさせていただきたいと思っております。
見直しに当たりましては、種の保存法における最新の指定基準や近県の条例における指定基準を参考にしながら、県希少野生動植物種検討委員会の御意見を頂き、検討したいと思います。
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