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ページ番号:205941
掲載日:2024年12月9日
5か年計画特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託された案件は、「新たな5か年計画の策定等に関する件」であり、その後、第118号議案が付託されました。今回は、第118号議案のうち、埼玉県5か年計画案の総論等について審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「『時代の潮流』においては客観的事実を示すべきであるが、課題や施策の必要性にまで言及しており、政策誘導と感じるが、現状を理解するための記述とするべきではないか」との質疑に対し、「中長期の展望を示した上で、目指すべき将来像を明確にすることが重要であり、その将来像をより的確に示していくためには、客観的事実や統計の分析を踏まえ、今後の社会の傾向や課題なども示すことが必要であると考えている」との答弁がありました。
次に、「『埼玉県の目指すべき将来像』について、3つの将来像が記載されているが、この将来像はどの時点におけるものを示しているのか」との質疑に対し、「日本の高齢者人口がピークになる2040年も見据えているが、SDGsの達成年限である2030年頃を見据えた将来像を示している」との答弁がありました。
次に、「『時代の潮流』のうち『新たな社会への進展』はデジタル関係の記述が中心となっており、LGBTQといった多様性や寛容性に触れられていないが、目指すべき将来像の『誰もが輝く社会』にはLGBTQの理解増進に取り組むと記述されている。『新たな社会への進展』にLGBTQといった多様性について記述するべきと考えるがどうか」との質疑に対し、「『時代の潮流』では大きな柱として6項目を設定しており、LGBTQといった多様性等については直接記述していないが、そうしたものが背景となり、課題となって表れてくると考えている」との答弁がありました。
以上のような質疑が終了したところで、委員長の私から、本議案は広く県政全般に係る計画であるため、会期中の限られた期間で結論を出すのは困難であり、十分な審議時間を確保できる状況の中で、より慎重に審査することが必要である。そのため、本議案については、閉会中の継続審査として、慎重に審査したい旨発議したところ、総員をもって了承された次第であります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、第118号議案につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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