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掲載日:2022年6月21日
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大学卒業後、国の茶業研究所にて2年間研修し、24歳の時に就農しました。現在は、西沢園の4代目として、御両親、おじいさん、おばあさんとともに、お茶作りに励んでいます。
西沢園のシンボルカラーは青。もともと青が好きだったことに加え、上質なお茶の外観を「青い」と表現することから、青を用いるようになりました。ひときわ目を引く青色の看板とともに、包装紙やのれんも青色で統一しています。
本茶製造の原点でもある「手もみ茶」。西澤さんは、「高級茶」としての手もみ茶技術を残していくことはもちろん、飲んだ人に、「お茶ってうまい!」と思わせることができるよう、試行錯誤をくりかえしながら、日々精進いています。
急須がない家庭もあると言われる今の時代。でも、西澤さんはあえて急須で淹(い)れるお茶にこだわっています。「お茶を飲む」だけではなく、お茶を淹れる楽しさや、飲みながらの会話など、すべての時間が「お茶を楽しむ」ことにつながっていると考えています。
西澤さんは、お客さんに製品を直接販売することにこだわっています。お客さんから「おいしいね」という反応をもらった時が、「この作り方をしてよかった」と思う瞬間です。
お茶のおいしさをより多くの人に伝えるために、「狭山ちゃりんこ」(お茶の移動販売自転車)での販売も始めました。
また、日ごろ茶葉に親しみのない人にも西沢園の味を楽しんでもらえるよう「茶師のアイス」も販売しています。何度も試作を繰り返し、煎茶の香りと舌ざわりにこだわった逸品です。
現在は、大型化、コンピューター化が進む製茶の機械ですが、西澤さんは自分の手の感覚を大切に、丁寧にお茶を仕上げています。「新芽の状況や気候を見極め、失敗を繰り返しながら、自分の理想の味に近づけるよう、努力を積み重ねています。」そう語る西澤さんからは、「お茶作りが楽しい」という思いがあふれています。
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