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掲載日:2022年6月21日
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6月某日、取材のために作業場を訪れると、空模様とは対照的な笑顔が迎えてくれました。就農5年目になる田代さんはオクラやねぎ、行田在来えだまめなどを中心に多くの野菜を栽培しています。多くの取引先をもつことがリスク分散につながると考え、市場や地元のスーパー、直売所、給食センターなど出荷先は多岐に渡ります。
サラリーマンだった田代さんが就農を志したのは、東日本大震災の時でした。この時、近所のスーパーの棚から食料が無くなってしまったそうです。子供にどうやって食べさせていけばいいのか・・・、田代さんは子供たちに安心して食事をとってほしいと考え、当時、農作業の手伝いをしていた奥さんの実家がある行田市での就農を決意しました。埼玉県農業大学校を卒業した後、明日の農業担い手育成塾に入り市内の生産者のもとで研修を受けるなどして着実に技術を磨き、2016年に就農しました。
「全てです」。農業の魅力についてそう語る田代さん。特に、子供たちに食材を提供している給食センターへの出荷は大きい達成感があり、誇りに思っているそうです。最初はねぎだけでしたが、今年からなすやオクラも新たに出荷するなど意欲的に取り組んでいます。
一方、目下の課題はまとまった休みが取れないことであり、今後改善していきたいとのことでした。
将来の夢は農作業体験を通じ、子供たちに農業の魅力を感じてもらえる農園を開くこと。就農当時から変わらない、子供たちへの思いが表れています。
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