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掲載日:2022年6月21日
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慶祐さんは就農2年目で、東別府地区の大規模主穀作農家の経営を引き継ぎ、現在は約27haの水田で水稲、小麦、ビール麦を栽培しています。
慶祐さんは非農家でしたが、元々自然が好きだったことや、農家でのアルバイト経験があったことから、農業にあこがれを持っていました。奥様に軽い気持ちでその事を話したところ、後日地元で農機具店を営むお義父様から「熊谷市の東別府地区は担い手が高齢化しているので、その地域で農業をやってみないか」と提案されました。最初は冗談半分でしたが、慶祐さんは会社勤めよりも、農業の方が稼げるかもしれないと真剣に考えるようになりました。
そして、お義父様の後押しもあり、仕事を辞め、農業大学校の水田複合専攻に入学しました。在学中は土日や夏休み期間に東別府地区の主穀農家に通い、作業を手伝いながら技術や経営について学びました。
2年生の時、通っていた農家から、「自分が耕作している土地を引き継いでみないか」と提案されました。農地の確保に向けて動いていた慶祐さんは快諾しました。
販路も引き継ぎ、「キヌヒカリ」を直売している
在学中の秋に就農し、まずは1.5haで小麦の栽培を始めました。卒業後の令和元年5月、今後の規模拡大を見据えて、農場の近くに作業場を建設しました。最新の農機を揃えられたことは、慶祐さんの自慢です。そして経営規模は、昨年の水稲作では7.5ha、今回の麦作からは27haと順調に拡大しています。
作業場には最新の農機がそろう
実際に農業を始めると、水の確保に苦労したり、ほ場の形が様々で管理に気を遣ったりして大変なこともありましたが、体を動かしたり機械を操作したりするのが好きなので、楽しく農業に取り組んでいます。
これだけの大面積をほぼ一人で担うことになりましたが、「面積が増えても、焦らず一つ一つの作業を着実にこなすことを心がけている」とのことです。
さまざまな縁があり、慶祐さんは就農2年目にして、地域の中心的な担い手となりました。「東別府地区は基盤整備されて栽培しやすい農地なので、遊休農地化してしまうのはもったいない。今後は経営を軌道に乗せて40haまで規模拡大したい」と意気込んでいます。
小麦のほ場を見つめる慶祐さん
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