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掲載日:2022年6月21日
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市川和正さんは、いちご栽培歴14年。秩父市田村にある「市川いちご園」の後継者として、毎日いちごと向き合いながら、技術の研さんに励んでいます。
市川いちご園は秩父地域でいちご狩りを最初に始めた農園の一つで、おじいさんの代から60年以上栽培を続けています。現在の栽培面積は高設栽培10aと土耕栽培15aで、いちご狩りと市場出荷向けの栽培を行っています。
いちごの栽培・出荷技術は高い評価を得ており、売店にずらりと並んだ品評会の賞状は、園の技術と歴史を物語っています。
市川家の長男として生まれた和正さんは、子どもの頃から家業を継ぎたいという思いがあり、秩父農工科学高校に進学しました。高校での経験から進路の幅を広げて検討し、飲食店で働くなど別の道も模索しましたが、園の将来がいつも気にかかり、やはり自分が継ぐしかないと一念発起。25歳で農業に専念する道を選びました。
取材日は、和正さんが担当する苗づくり作業の大詰めの時期でした。葉やランナーに仕上げの手入れを行い、9月中に畑に植えこみます。
「農業は生き物が相手ですから、継ぐ決心にも勇気が要りました。今でも、思うように生産できるか、父の技術を受け継ぐことができるか、いろいろなプレッシャーを感じています。」
最近和正さんが特に力を入れているのは、新品種「あまりん」「かおりん」の栽培です。埼玉県内限定生産の、非常においしい「いちご姉妹」として人気上昇中の両品種。特に「かおりん」は、品質を保ちつつ収量を上げることが難しいため、栽培している園は少なく、なかなか手に入らない状況です。
市川いちご園では、お客さんの「どちらも食べたい」という気持ちに応えるため、姉妹品種で揃って栽培することにこだわっており、これをきっかけに新たなお客さんが増えているそうです。
「この二つの品種を楽しめるいちご園は、多くありません。揃えての栽培は難しいのですが、お客さんの要望に技術で応えていくことが、うちの園の魅力だと思っています。」
今後取り組みたいことは、新たな栽培技術の導入に加えて、売店の改装、ホームページのリニューアル、包装資材の改善など、多岐にわたるそうです。
「技術だけでなく経営を継ぐために、視野を広げて準備をしていく必要があると感じています。受け継いだものも大切にしつつ、できることから新たな観点を経営に組み込んでいければと思います。」
真面目にこつこつと腕を磨く和正さん。
今後の市川いちご園の進化が、とても楽しみです!
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