トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和6年6月定例会 > 令和6年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 6月26日(水曜日) > 泉津井京子(民主フォーラム) > 令和6年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(泉津井京子議員)
ここから本文です。
ページ番号:255718
掲載日:2024年7月12日
Q 泉津井京子 議員(民主フォーラム)
がんに罹患した際に重要となってくるのが痛みのコントロールです。がんをはじめとする重篤な病気に直面する方々にとって、緩和ケアは身体的、精神的な苦痛を和らげ、より良い生活の質を保つために重要な役割を果たします。
緩和ケアは単なる痛みの緩和にとどまらず、患者さんとその御家族が病気と向き合いながら、最善の生活を送るための精神的なサポートや社会的な支援も含まれています。これにより、患者さんのQOL、生活の質の維持、向上へとつながっていきます。
埼玉県においても緩和ケアの提供体制を強化することが急務です。緩和ケアに対応できる医師、看護師、医療ソーシャルワーカーの育成が必要と考えますが、県としてどのように取り組んでいくのか、保健医療部長にお伺いいたします。
A 表久仁和 保健医療部長
緩和ケアは、診断時からがん患者やその家族が抱える身体的、精神的な苦痛などの軽減を図り、可能な限り質の高い生活を送っていただくために必要な取り組みです。
このため県では、緩和ケアに関する基本的な知識などの習得を目的として、国の定める標準プログラムに準拠した緩和ケア研修会を県内14か所のがん診療連携拠点病院において開催しています。
また、緩和ケアは病棟、外来、在宅と切れ目のなく提供していくことが大切であることから、昨年9月議会で渡辺聡一郎議員から御質問いただいたことも踏まえ、がん診療連携拠点病院には、地域の医療機関の医師や歯科医師のほか、看護職や医療ソーシャルワーカーなどの受講も受け入れていただくよう改めてお願いたしました。
この研修を通して、緩和ケアの質の向上のほか、がん診療連携拠点病院と地域の医療機関の連携も進めております。
昨年度は研修会を24回開催し、397人の医師、歯科医師、118人の看護職などに受講いただきました。
県といたしましては、今後も、緩和ケアに対応できる医療関係職を育成していくとともに、緩和ケア提供体制の質の確保や地域連携の促進に努めてまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください