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掲載日:2023年12月28日
Q 渋谷真実子 議員(自民)
令和4年2月に文部科学省は、「家庭教育の総合的推進に関する調査研究~『家庭教育』に関する国民の意識調査~」を公表しました。この調査によれば、家庭教育支援施策を推進するに当たり、家庭教育に対する国民の意識を調査するものです。
その中で、「あなたが「家庭教育支援」で期待する、または強化すべきと思う取組はありますか」という質問に対し、親にも学びの機会を期待する声やネットやスマホなど現代的な課題への対応を期待する声が上げられました。これは、少子化・核家族化が進展し、親が身近な人から子育てについて学んだり、助け合ったりする機会が減少するなど、家庭を取り巻く環境が大きく変化した結果であり、現代的な課題の多様化も一因だと考えられます。
家庭における教育は、学校教育を含めた全ての教育の出発点とされ、子供たちの健やかな育ちの基盤ともなります。子供の健全育成のためには、学校や地域における学びも重要ですが、やはり家庭における教育が果たす役割は大きく、そのためには全ての親が時代に合わせて安心して子育てや家庭教育を行うことができるよう支援していくことも重要です。
そこで、教育長に伺います。
少子化・核家族化、地域との関係の希薄化や現代的な課題が多様化する中で、親が子供を教育するため、親にも時代に応じた知識や学習の機会が必要だと思われますが、どのように対応するのか伺います。
A 日吉亨 教育長
県では、家庭の教育力の向上を図るため、親が親として育ち、子育てのための知識やスキルなどの力をつけるための「親の学習」に取り組んでいます。
具体的には、小学校や公民館の講座などにおいて、県が作成した「親の学習プログラム」をもとに、保護者同士が話し合うなどの参加型の学習を行い、子育てに対する理解を深めるものです。
県では「親の学習」のファシリテーターとなる埼玉県家庭教育アドバイザーを養成し、こうした講座などに派遣しております。
また、家庭教育アドバイザーを対象に、毎年度研修を実施しており、今年度は、専門家を招いて、ネット社会の現実等について具体的な事例を挙げながら講義をしていただきました。
今後もこうした取組を推進し、時代の変化に伴う新たな課題などについて、保護者に知識や学ぶ機会を提供することを通して、家庭教育への支援を進めてまいります。
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