埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:247158

掲載日:2024年2月16日

令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渋谷真実子議員)

誰もが暮らしやすい社会へ-障害者と共に大切な時を過ごすご家族の心を元気に、交流サロンの設置について-

Q 渋谷真実子 議員(自民)

障害者差別解消法が改正され、令和6年4月1日より事業者に対しても障害のある方への合理的配慮の提供が努力義務から法的義務となるなど、共生社会の実現に向けて障害者に対する意識や理解が高まりつつあります。この意識や理解の高まりは、一人一人が自分らしく生きていくために絶対必要なことでもあります。
私は、障害者福祉の推進の中で目指すべきことは、障害者の方が地域社会の中で当たり前のように生活できることだと考えます。そのために、障害者やその御家族を取り巻く環境を改善していくことが重要です。
しかし、一番身近で障害者を支える御家族の負担は依然として大きく、周りの人を驚かせてしまう行動をとることも多く片時も目が離せないことから、冠婚葬祭などの大切な行事に一緒に出席することが難しいなどの声も聞くことがあります。また、家族で映画館やお買物やお食事に出かけるときも、他の方に気を使ってしまい、楽しいはずの外出も逆に疲れてしまうという声も多く伺います。こういったことにより、普段の生活の中でも御家族の、例えば、ご兄弟の心身に影響が出てくることもあるなど、決してきれいごとで済ますことができないのが現状です。
障害者とその家族同士、また、関係者が障害者を支える情報の共有、悩みの相談や日常のたわいもない話ができるサロンなどの交流の場を設けることにより、心の休息と前向きな気持ちを養うことも大変重要であると考えます。通常、サロンは障害者施設の家族会など当事者の団体などが設ける場合が多いと伺いました。こうした障害者の家族を取り巻く課題について、県はどのように支援していくのか、福祉部長に伺います。

A 金子直史 福祉部長

在宅で暮らす障害者を支える家族の方々には、身体的にも精神的にも大きな負担がかかっており、こうした家族への支援は大変重要な課題であると認識しております。
議員お話しの冠婚葬祭などにより、一時的に家族の在宅介護が困難となる場合には、障害者施設への短期入所サービスや日中一時預かりサービスを利用することができます。
県では、特に、医療的ケアが必要な重症心身障害児者については、受け入れる事業所が不足していることから、受入れ事業所に対して補助を行っております。
今後とも、こうした取組を進めることにより、短期入所や日中一時預かりサービスの利用拡大に努めてまいります。
また、家族の交流の場となる県内の障害福祉のサロンは、令和5年11月現在、29市町に80か所ございます。
県では、サロンの運営や家族会などの自発的な活動に財政支援を行っている25市町に対し、その費用の一部を補助しております。
今後とも、障害者を支える家族がケアの不安や疲れを少しでも解消できるよう、市町村と連携して一層の支援を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?