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ページ番号:201447
掲載日:2024年7月4日
Q 吉良英敏 議員(自民)
障害などのある子の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と言います。前回も取り上げさせていただきました。ヤングケアラー実態調査でも、ヤングケアラーのうち22%が「兄弟姉妹の介護を行っている」と回答していました。きょうだい児は障害などのある兄弟姉妹をケアしたり、周りの家庭との違いに孤独感や、あるいは家庭内でも孤立感を感じたり、支援を必要とするケースが多くあります。
そこで、県内に特別支援学校43校でありますけれども、ケアラー、ヤングケアラー支援を推進するために、生徒はもちろんのことその家族、兄弟姉妹にも支援する視点が必要ではないかと考えますが、教育長に御見解を伺います。
A 高田直芳 教育長
議員お話しの「きょうだい児」は、障害などのある子供の兄弟姉妹について誰にも相談できずに孤独感を感じたり、自身も支援が必要となるなど、課題を抱えているケースがあると認識しております。
このため、特別支援学校におけるヤングケアラー支援を進めていくうえで、児童生徒のみならず家族、兄弟姉妹といった家庭への支援という視点が重要であると考えます。
特別支援学校では、担任の教員や市町村の福祉担当者等の関係者で構成されている支援会議において、生徒が抱える課題等について情報共有をした上で関係機関による支援に繋げる取組を行っております。
また、土曜参観日を活用して、「きょうだい児」同士が語り合ったり、悩みを分かち合う場を設けている学校がございます。
その他、学校で実施している保護者会の中で、「きょうだい児」を含め子育て全般について気軽に相談できる機会を設けている学校もございます。
今後、これらの取組を全ての学校に周知するなど、特別支援学校におけるヤングケアラー支援が充実するようしっかりと取り組んでまいります。
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