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ページ番号:201438
掲載日:2024年7月4日
Q 吉良英敏 議員(自民)
ただ今情報発信について申し上げましたけれども、今度は情報の収集について質問したいと思います。
具体例を挙げます。今年1月にケアラー支援計画を策定するために、埼玉県はパブリックコメントを行いました。このパブコメでは、これまでにない規模の約100人から321件のコメントが寄せられました。県外からもたくさんの貴重な御意見をいただきましたが、平等に扱われませんでした。それでも計画を所管する地域包括ケア課からは県外の意見も参考にしたと伺っておりますけれども、要は差別されています。パブコメには県内の意見のみとの規定があるのでしょうか。県内外に関係なく、我が県にとって財産となる貴重な意見だと思います。
細かい話に聞こえるかも知れませんが、今回のケアラーのパブコメに限ったことではなく、県全体の損失に関わることだと、そう危惧しました。価値基準の判断を間違えることは、これからの情報化社会、目に見えないものに価値がある時代において致命的な欠点となります。
こうした現状にどう向き合い、今後価値ある情報収集のためにどのように対応していくのか、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
開かれた県政を実現するためには、様々な分野から幅広く意見や提言をいただき、これを県政に生かすことが重要であります。
県民コメント制度は、「施策等の立案について県民だれもが意見を述べることができる機会を保障する」旨の要綱に基づき行われる、基本的に県民を対象としたものであります。
他方で、施策の実現に向け、議員お話しのとおり、県の内外を問わず、県政に寄せられた貴重な御意見に対し、真摯に耳を傾けていく姿勢も重要だと思います。
そこで、ケアラー支援計画策定のための県民コメントを取りまとめた際には、要綱に基づく県民コメント部分と、県政に寄せられた県民以外からのコメントを丁寧に分けて示したものであり、差別ではございません。
このような県民コメント制度にとどまらず、本県では、他にも県民に限らず広く意見を聴く制度として、県政サポーター制度や知事への提案制度を設けており、実際、県内外から多くの御意見をいただいています。
例えば、県政サポーター制度は、満16歳以上を対象にインターネットを利用し、県へのアンケートにお答えいただくものですが、令和2年度末には、3,408名の方に御登録をいただき、そのうち266名が県外の方となっています。
また、令和2年度において、知事への提案制度に寄せられた御意見・御提案は、全体の約1%に当たる94件が県外から寄せられたものでございました。
いただいた御意見・御提案については、全て私が目を通した上で、担当する部局に必要な指示を行い、施策等への反映に努めております。
私の思いは、県政運営に当たり、誰一人取り残さないことを、判断基準として常に意識していくことにあります。
改めて、こうした私の考えを全ての職員と共有し、県政に寄せられた皆様の声に対し真摯に耳を傾けるとともに、施策等に反映させていただくことで、県政運営にしっかりと取り組んでまいります。
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