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ページ番号:200757
掲載日:2024年7月4日
Q 岡村ゆり子 議員(県民)
様々な理由でマスクができないことを他人に理解してもらうことも大変重要であり、その方法として何かマークのようなもので示すことはできないでしょうか。
先日、マスクができない方から御相談いただいた際に、それを示す本県独自のものがなかったために、外見からは分かりにくい障害などの配慮を必要とすることを知らせるヘルプマークと、インターネットで販売している「マスクを着けられません」と書かれたバッジを御案内いたしました。
調べてみますと、東京都豊島区では、障害等によりマスクの着用でできない方への理解が進まない現状を受け、マスクができないことを表示するバッジを区立目白生活実習所福祉作業所にデザインを依頼し、作成、配布を行っております。ちょっと小さいんですけれども、それがこのバッジになります。後ろがピンバッジのものと、ぱちっと簡単につけられるものがあります。大きさも2種類ございます。
また、神奈川県藤沢市では、市のマスコットを使ったキーホルダータイプのものを配布しております。
こちらです。
本当に小さくてすみません。
県内では、草加市と秩父市のホームページでマスクができない意思を示す意思表示カードの御案内をしているとのことです。
本県にはサンミツスキーという炎上覚悟の感染予防を促すキャラクターや、みんなが大好きコバトンもおります。これらキャラクターを使用したマスクできません表示の缶バッジやカードの作成など、マスクができないことを他人に理解してもらうための取組を県として実施できないでしょうか。福祉部長の御答弁を求めます。
A 山崎達也 福祉部長
発達障害のある方には、感覚過敏によりマスクができないことがあるなど、外見から分かりづらい特性を持つ方がいます。
こうした人がいることを理解してもらうための取組は重要なことであると考えます。
一方で、新たなグッズを作成することは、県民に広く認知されるまでに時間がかかること、市が作成しているところに県が更に作成すると、場合によっては混乱が生じかねないなどの懸念もございます。このため、本県だけでなく全国で認知されているヘルプマークの活用が有効であるというふうに考えます。
ヘルプマークは、外見から分かりづらい障害などにより配慮を必要とすることを知らせるためのものです。このヘルプマークの利用者の中には、マスクの着用が困難な方もいることを県のホームページやポスター、チラシ等により周知し、多くの県民の方に理解してもらえるように取り組んでまいります。
再Q 岡村ゆり子 議員(県民)
今、埼玉県内では草加市と秩父市の二市ですので、新たに県が作成したところで混乱とまではいかないんじゃないのかなと私は思います。
でも、作って、それを周知するというのは時間のかかることというのも理解しましたし、またヘルプマークというのが2014年から始まって、非常に多くのところでJISマークも取りましたし、有効活用できるのかなというふうに思います。
そのヘルプマークを配布するのは、やはり市町村の窓口になると思うんですね。そういった中で、市町村との連携というのが非常に大切になってくると思うんですけれども、そこについて再度御答弁いただければと思います。
再A 山崎達也 福祉部長
議員からお話しのあったとおり、これは窓口が市町村でございますので、市町村と連携というのが非常に大切であるというふうに考えております。
先ほど御答弁でも申しましたけれども、ヘルプマークは外見から分かりづらい障害などに配慮を必要とすることを一般的に知らせるものでございますけれども、これがそういったマスクができない方も含まれるというようなことも含めて、よく市町村のほうとも関係の会議等で連携を図りながら周知に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
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