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ページ番号:70541

掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(諸井真英議員)

中川の中手子林調節池の整備と調節池上流の河川改修について

Q 諸井真英議員(自民

中川の上流部は羽生市の市街地が形成されており、その周辺には優良な農地が広がっております。この地域は低平地であるため、過去10年間において4回の浸水被害が発生をしております。最近では平成25年10月の台風26号において、羽生市内で総雨量180ミリを超える降雨があり、床上浸水21棟を含む200棟の浸水被害が発生しました。また、昨年7月の集中豪雨では市内各所が冠水し、浸水被害が発生、市内の交通が大混乱をいたしました。さらに9月の関東・東北豪雨では県東部地域に甚大な浸水被害が発生しましたが、羽生市内の降水量は多くなかったことから浸水被害はなかったものの、羽生警察署付近の道路が冠水し、市民の安全な交通に支障が生じたところであります。
一般に河川改修は下流から進めることを基本としていると承知をしております。中川もこれまで下流から順次改修を進められてきましたが、久喜市内にあるJR宇都宮線橋梁など改築すべき構造物があり、羽生市のある上流まで改修が進むには、まだまだ時間と費用がかかると推察をしております。
このような実態を踏まえ、県では河川整備計画に位置付けされている羽生市内の中手子林調節池の整備を先行させることにより、中川上流部の河川改修のスピードアップに取り組んでいただいているところであります。中手子林調節池については既に暫定的な供用をいただいており、大雨や台風の際には中川上流の洪水を一時的にためる役割を果たしていることは承知をしております。しかし、上流の市街地の浸水被害を解消するためには、調節池の完成に加え、池上流の河川の拡幅が必要であり、それらが早期に進められることを切に望んでやみません。また、羽生市においては、市内の浸水被害に対応するため独自の調節池の整備を計画していると伺っております。
そこで、中手子林調節池の整備とその上流の河川改修について、現在の進捗状況と今後の見通しについて、また、羽生市とどのように連携して浸水被害に対応していくのか、県土整備部長にお伺いをいたします。

A 浅井義明 県土整備部長

中手子林調節池の進捗状況でございますが、計画の洪水調節容量15万立方メートルのうち、これまでに14万立方メートル分の掘削工事が完了し、平成23年度から供用しております。
平成28年度中に残りの掘削工事を行い調節池を完成させる予定です。
調節池上流の河川改修につきましては、平成23年度から川幅を広げる工事を進めており、用地買収率は89パーセント、工事の進捗率は33パーセントとなっております。
平成28年度は北袋地区の用地買収を進め、安藤堀排水路の付け替え工事に着手いたします。
また、下流部の改修についても、JR宇都宮線の鉄道橋の架換えについて、平成28年度にJR東日本と工法の比較設計を委託する協定を結びボトルネックの早期解消を図ってまいります。
羽生市とどのように連携して浸水被害に対応していくのかについてでございます。
県では平成26年度から市と協議会を設置し、河川と下水道の一体的整備に取り組んでおります。
平成28年度は4月に協議会を開催し、県で行うべき治水対策と市が行うべき調整池を含む流域の内水対策について調整を進めております。
今後とも羽生市と連携して浸水被害の軽減に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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