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掲載日:2024年1月19日

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埼玉県四半期経営動向調査(令和5年10~12月期)

埼玉県は、県内中小企業2,200社を対象に四半期ごとに経営動向調査を実施しています。このほど、令和5年10~12月期(調査日:令和5年12月1日時点)の調査結果を取りまとめました。
今回は、景況感等に関する定例の調査に加えて、「取引先金融機関の貸出姿勢」、「外国人雇用」についても調査しました。

調査結果のポイント

県内中小企業の景況感

県内中小企業の景況感は、持ち直しの動きがみられる。
先行きについては改善の動きがみられるものの、一部に不透明感がみられる。

アンケート結果

  • 景況感DI*は、▲41.9と、前期比で1.1ポイント減少し、2期連続悪化した。
    *調査対象企業に自社が属する業界の景況感を調査。「好況である」-「不況である」の企業割合。
  • 製造業は2期ぶりに改善し、非製造業は3期ぶりに悪化した。
  • 製造業では「パルプ・紙・紙加工品」「プラスチック製品」「鉄鋼業・非鉄金属」「金属製品」「輸送用機械器具」が悪化し、それ以外の7業種は改善した。非製造業では「運輸業」が改善し、それ以外の6業種は悪化した。
  • 売上げDI、資金繰りDI及び採算DIは2期ぶりに改善し、設備投資実施率は2期ぶりに減少した。
  • 1~3月期の先行きDIは、▲17.7と、5期ぶりに悪化した。
景況感DIの推移
 

当期DI

(R5.10-12)

前期比

(R5.7-9)

前年同期比

(R4.10-12)

来期見通しDI

(R6.1-3の見通し)  

前期比[前回調査]

(R5.10-12の見通し)   

全体 ▲41.9 ▲1.1 +3.1 ▲17.7 ▲6.5
製造業 ▲44.6                   

+2.7                   

+0.2           ▲18.2  ▲10.0
非製造業 ▲40.0 ▲3.9 +5.2 ▲17.3 ▲3.8

ヒアリング企業の声

  • 業界の景気について、企業からは、「自動車メーカーの生産回復で、受注環境は概ねコロナ前の水準に戻ったと感じている。」(輸送用機械器具)、「需要はコロナ前の水準に回復したが、原材料高や人手不足等から景況感は良くない。」(食料品製造)、「値上げの影響もあるが売上げが増加しており、好況である。」(スーパー)などの声が聞かれた。
  • 先行きについては、「足元の景況感は普通であり、当面横ばいで推移する見通し。」(輸送用機械器具)、「原材料高は当面続くとみており、利益率の高い新商品の開発に注力していく。」(食料品製造)、「好況でも不況でもない足元の情勢が当面続くとみている。」(建設業)などの声が聞かれた。

特別調査結果

取引先金融機関の貸出姿勢について

  • 取引先金融機関の貸出姿勢について聞いたところ、87.9%の企業が「ほとんど変わらない」とする中、「厳しくなった」は9.3%で、前回調査(令和4年10~12月期)より1.8ポイント減少した。また、「緩やかになった」は2.8%で、前回調査より0.7ポイント増加した。

外国人雇用について

  • 外国人の雇用状況(12月1日時点)については、「雇用している」と回答した企業の割合は15.3%、「雇用していない(採用を検討している)」は8.0%、「雇用していない(採用予定なし)」は76.8%であった。
  • 業種別にみると、「雇用している」と回答した企業の割合は、製造業(22.4%)の方が非製造業(10.1%)よりも12.3ポイント高かった。

報告書

アンケート調査集計表(Excel形式、csv形式)

時系列データ(Excel形式、csv形式)

お問い合わせ

産業労働部 産業労働政策課 企画調査担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4818

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