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掲載日:2024年10月23日
Q 高橋稔裕 議員(自民)
イネカメムシは稲の穂が出始めた頃、その穂を吸い、でき上がる米を黒く変色させるなど品質を悪くし、収量を落とします。
暖冬の影響や品種がまちまちで防除しにくくなったことなどより、本年は大量発生しました。一昨年頃から発生していることが確認され、昨年、今年と大量発生、単価も収量も下がり、稲作農家に大打撃を与えています。1反10アール当たり、ふだん8俵を取れるところ、四、五俵しか取れないような状況もあるそうです。半減です。
広域自治体として収量、品質、収入面への被害を把握しておりますでしょうか。農林部長にお尋ねします。
A 横塚正一 農林部長
イネカメムシについては、暖冬の影響で越冬個体数が例年よりも多く、稲への被害が予想されていました。
このため県では、予察注意報を発表するとともに、効果的な防除方法のホームページへの掲載やチラシの配布などを通じて、生産者に対して継続的に情報発信を行い注意喚起してきました。
本年度の発生状況は、最も発生の多かった県東部地域においては、8月末時点で前年比約7倍の頭数が確認されています。
被害状況については、生産者やJAへ聞き取りを行っており、発生程度には地域差がみられるものの、稲穂が出た以降に適切な防除を行ったほ場では被害が少なく、おおむね平年並みの収量、品質が得られたことを確認しております。
一方で、防除をしなかったほ場では、収量が例年の5割程度になってしまった事例や、米に着色が見られ、農産物検査で等級を落とした事例もあると聞いております。
今後も稲の刈り取りが続くため、生産者やJA等への聞き取り調査などにより、被害の把握に努め、今後の対策に生かしてまいります。
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