ここから本文です。
ページ番号:243423
掲載日:2023年10月13日
文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告について」及び「戸田市中学校傷害事件後の被害教職員と各学校への対応について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「県立学校の共学化を検討するに当たっては、在校生、保護者、職員、OB、受験生などにアンケートを実施し、県民の声を広く聞くべきだと思うが、具体的にはどのように検討していくのか」との質問に対し、「関係する方々の御意見を丁寧に伺う必要があると考えている。対象や意見聴取の方法については、現在検討しているところである」との答弁がありました。
次に、「今回の傷害事件後の対応について、課題や反省を踏まえ、今後同様の事件が発生した場合、被害者をどのようにフォローしていくのか」との質問に対し、「初動の段階で被害に遭われた教職員の立場に立ち、しっかり寄り添うことが大切と考えている。被害に遭われた教職員に対しては、本人にとって必要なことを把握した上で、担当課と関係課さらには他部局とも十分に連携し、県や市町村ができる支援を確実に行っていく」との答弁がありました。
また、「教育委員会は被害に遭われた教員に対してサポートが足りなかっただけではなく、何より敬意が足りなかったのではないか。もし被害に遭ってしまった場合、行政機関がしっかりとサポートしてくれるという安心感が必要だと思う。それが、現職の教職員だけではなく、教職を目指す若い人たちへのメッセージにもなる。現場の教職員を守るに当たり、教育長の心構えはどうか」との質問に対し、「子供たちの安全安心はもちろんだが、教職員の安全安心を確保することも、教育長の重要な使命だと認識している。県全体で危機管理意識を高め、より適切な安全管理体制を構築し、児童生徒や教職員の安全安心を守っていく。また、教育局を挙げて、児童生徒や教職員を守るための適切な支援を行っていく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、「新埼玉県立図書館基本構想の策定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えて、本委員会の報告を終わります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください