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ページ番号:200734
掲載日:2024年7月4日
Q 日下部伸三 議員(自民)
今年の3月26日の産経新聞に、日本は科学技術力が高いはずなのに、どうして新型コロナのワクチンができないのかという質問に対する答えは簡単で、日本の科学力は高くなくなったのだ。
PCR検査数も依然として途上国並みで、ゲノム解析も遅れているという記事がありました。
日本のワクチン接種の遅れの要因の1つは、外資に依存しているからであり、本来なら国産のワクチンを国民分用意するのが政治の役目です。
医師で参議院議員の古川俊治先生に団で研修会があったんですけれども、ファイザー社から特許を買って国内で生産するライセンス生産について伺うと、メッセンジャーRNAワクチンの不安定なメッセンジャーRNAを包む脂質ナノ粒子の生産は技術的な難易度が高く、ライセンスを受けても日本の企業ですぐには製造できなかったとのことでした。
ジャーナリストの櫻井よしこさんがテレビで、2009年の新型インフルエンザの経験から麻生政権が国産ワクチンの研究を進めようとしたが、政権交代し、民主党政権の事業仕分けでワクチンの開発研究が立ち消えになったと述べておられました。
あの事業仕分けのとき「2番じゃだめなんですか」と発言されていた国会議員もおられましたが、私はやはり科学技術というのは1番を目指さないとだめだと思います。1番ねらいで2番というのはやむを得ずですが、最初から2番ねらいだともっと下に落ちてしまいます。
科学技術は2番じゃだめで、1番を目指さなければならないと教育すべきだと思いますが、教育長の見解を伺います。
A 高田直芳 教育長
今日の目覚ましい科学技術の発展が、日常生活や社会に与えた影響を踏まえると、我が国においても常に世界トップクラス研究開発が行われるべきであり、そのための人材育成が必要と考えます。
文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール事業は、将来、科学技術の分野で国際的に活躍できる人材育成を目的としたものでありますが、本県では県立高校8校が指定されており、指定校の数は全国でも上位となっております。
また、県立与野高校の研究が国内の選考を勝ち抜き、この5月にアメリカで開催された世界75以上の国と地域の高校生が参加する国際学生科学技術フェアに日本代表として出場しております。
さらに、坂戸市の中学生が吹奏楽部で担当するアルトサックスの音の仕組みを研究し、今年の1月に、全国の中高生が参加する日本学生科学賞で内閣総理大臣賞を受賞するなど大きな成果を上げております。
引き続き学校における科学技術教育の充実を図り、議員お話しのように1番を目指すという高い志を持った人材をしっかりと育成してまいります。
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