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ページ番号:200862
掲載日:2024年7月4日
Q 日下部伸三 議員(自民)
知事は、選挙公約や就任挨拶の中で、誰一人取り残さない埼玉県づくりを力説されていますが、一旦川越線の荒川橋りょう単線で架け換えられると川越線沿線とその先の八高線沿線は完全に取り残され、発展、成長の道が完全に断たれます。
今回の荒川橋梁架換事業と知事の掲げる誰一人取り残さない埼玉県づくりとの整合性を考えたときに、単線での架換えとなるのか、複線仕様で架換えとなるのか、知事の見解をお聞かせください。
A 大野元裕 知事
JR川越線の複線化につきましては、混雑の状況や沿線開発に伴う今後の輸送状況などを踏まえ、基本的には鉄道事業者であるJR東日本が判断するものでございます。JR東日本において複線化について検討してもらうためには、地元市のまちづくりにより利用者を増加させる取組が何よりも重要となってまいります。
川越線の複線化に関しては、昨年、第1回JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会において、JR東日本から、今あるまちづくりの計画を踏まえても、複線化の検討が必要な状況にはないという考え方に変わりはないという見解が示されました。
その一方で、将来、利用人口が増えた際に、複線化の検討の可能性はあるという見解も、併せて確認したところであります。
こういったJR東日本の見解を踏まえると、荒川橋りょうが一旦単線で架け換えられたとしても、将来の川越線の複線化の可能性について道が閉ざされるわけではなく、現時点での複線仕様の土台を造るか否かをJR東日本が検討の前提としているわけでもございません。
したがって、複線仕様での架換えはもちろん、一旦単線仕様で架け換えたとしても、誰一人取り残さない埼玉県づくりとの整合性がとれないということにはならず、誰一人取り残さない埼玉県の実現のためには、利用人口の増加やまちづくりに沿線自治体とともに努力し、諦めることなく追求することが重要と考えております。
再Q 日下部伸三 議員(自民)
再質問の前振りでも申しましたけれども、JR川越線の複線化について聞いているわけじゃないんですね。
この橋を国が架け換えるときに、足らない費用を関係自治体が負担すれば複線仕様もあり得ると国交省が申しているので、この機会に基礎だけでも複線仕様にしておかないと川越線・八高線沿線は完全に取り残されて、知事がおっしゃる誰一人取り残さない埼玉県づくりと矛盾しているのではないかと。
今の知事の答弁では、単線で架け換えられても取り残されることにならないと、そういう答弁でしょうか。
再A 大野元裕 知事
先ほど申し上げましたが、複線仕様の土台を造るか否かに関しまして、橋梁が完全に取り残され、今後完全に断たれるということを前提として我々は考えておらず、一旦単線仕様で架け換えたとしても誰一人取り残さない埼玉県づくりとの整合性がとれたと申し上げるのは、利用人口の増加やまちづくりに沿線自治体とともに努力すれば、将来、複線化の検討の可能性があるとJRが見解を示しているからでございます。
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