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ページ番号:200882
掲載日:2024年7月4日
Q 日下部伸三 議員(自民)
知事は国会議員をされておられましたが、東海道新幹線建設後の山陽新幹線は安倍晋太郎氏と晋三氏の親子、東北新幹線は自民党にいた頃の小沢一郎氏、上越新幹線は田中角栄氏、九州新幹線は麻生太郎氏、北海道新幹線は、もう二人とも故人ですが、中川一郎氏と昭一氏の親子、山形新幹線は故加藤紘一氏、北陸新幹線は森喜朗氏、リニア中央新幹線は故金丸信氏と力のある政治家の名前が浮かびます。
おととしの2月に八高線・川越線議連でJR東日本本社に要望に行った際に、JR東日本の常務取締役から、川越線の日進駅から川越駅までの複線化には、荒川橋りょうの架換え費用を除いて約1,000億円かかると伺いました。
鉄道需要が減っているウィズコロナの時代にJRにその支出を求めるのは難しいと思いますが、埼玉県から田中角栄氏クラスの政治家が出れば不可能ではないと思います。
大野知事は、選挙公約で「あと数マイルプロジェクト」を掲げて当選されましたが、当選後は有識者の会議に検討を丸投げしているようにも見えます。
有識者会議に判断を委ねるのは、自らにあと数マイルを延伸する政治力がないことの裏返しとも考えられますが、知事の鉄道行政と政治力についての見解をお聞かせください。
A 大野元裕 知事
「あと数マイルプロジェクト」における鉄道の延伸につきましては、昨年度、鉄道や公共交通に知見を有する専門家等を委員とする公共交通の利便性向上検討会議を設置いたしました。
鉄道の延伸については、5路線を対象に延伸の実現に向けた課題の整理と取組の方向性の検討を行ったところであります。
延伸をはじめとする鉄道施設の整備については、一朝一夕に答えが出るものではございません。
また、多くの利害関係者がいるため、専門家の意見を参考にしながら一つ一つの課題を克服していくことが必要であると考えております。
こうした関係者が課題の克服に向けて検討を積み重ねていくことで、将来に向けて持続可能な鉄道の整備につながるものと認識しております。
また、鉄道を新たに整備する場合と既設の鉄道路線を改良する場合とでは置かれている状況は異なり、後者の場合には、一義的に鉄道事業者による事業採算性などの経営判断がより重要になるものと考えます。
田中角栄、小沢一郎、安倍晋太郎等の大政治家と比較をいただき、誠に感謝しております。
しかしながら、私といたしましては、真摯に関係者との調整を行い、議場の議員の皆様方のお力もいただきながら、埼玉県の将来にプラスとなる方向に導くために、謙虚に努力を重ねていきたいと考えております。
そのために、例えば埼玉高速鉄道の延伸につきましては、本年4月に私自らがさいたま市長とお会いして意見交換を行い、延伸の取組を前に進めるための合意に至ったところでございます。
鉄道行政に関しましては専門家の意見、鉄道事業者の判断、最終的には政治力が必要になるものと考えますが、先ほど申し上げたとおり、真摯に謙虚に努力を重ねてまいりたいと思っております。
再Q 日下部伸三(自民)
やはり最後の数マイルを延伸するには人脈とかコネとか、大きく言っていわゆる政治力というんですか、そういうものが最終的には必要ではないかなというふうに思うんですが、そこに関しては知事も同じ意見という理解でよろしいでしょうか。
再A 大野元裕 知事
先ほど御答弁させていただきましたとおり、専門家の知見や様々な利害関係者のこと、あるいは時期のこと、ここについては先ほど申し上げましたので、それがあるという前提でのお答えとなりますけれども、最終的には例えば人脈であるとか、あるいは熱意とか、そういったことが必要になるということは当然私もあろうと思っておりますので、そのタイミングが来る場合、あるいはもちろんその前もそうですけれども、適切に対処していき、また先ほど申し上げたとおり、それを実現するためには積み重ねの議論も必要でございますので、そこについては真摯に努力していきたいと考えています。
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