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ページ番号:200883
掲載日:2024年7月4日
Q 日下部伸三 議員(自民)
大野知事が就任されて2年弱となります。
この間、豚熱、台風第19号、新型コロナとその対応に追われて、自分のやりたいことができていないかもしれませんが、有識者会議や検討会や協議会を多数立ち上げて判断を丸投げしていようにも見えます。
選挙公約として5大プロジェクトを掲げておられますが、この方は何がやりたくて知事になったんだろう、知事になることが最終目標だったのじゃないかと思えてしまうわけです。
私事で恐縮ですが、私の県議3期目の選挙公報には、国公立の医学部の設置と県立病院の救急告示化と独立行政法人化、そしてこの川越線荒川橋りょうの複線仕様での架換えの3つを掲載しました。
県議1期目から提唱していた県立病院の独立行政法人化が皆様方の御理解と御協力で今年4月に実現し、感無量でございます。
大阪府知事と大阪市長の夢は破れましたが、彼らには大阪都構想という悲願がありました。
大野知事がどうしても実現したいものを3つ御教授ください。
A 大野元裕 知事
私の公約につきましては、順序をつけるべきものではないかもしれませんが、御質問でございますのでお答えさせていただきたいと思います。
知事就任来、豚熱や台風第19号、新型コロナウイルス感染症の拡大など、未曾有の危機に見舞われることとなりました。その中でも新型コロナウイルス感染症についてはいまだ予断を許さず、今後も最重要課題として強い危機感と緊張感を持って対応しなければなりません。そこで、これは公約にあるわけではございませんが、まず何よりも第1に行わなければいけないのは、新型コロナウイルス感染症の収束に向け、全力で取り組むことと考えております。
その上で、第2に、県民の生命、財産を守ることが大切と考えております。新型コロナウイルス感染症対策はもとより、近年、激甚化、頻発化している災害に備え、調節池の整備などによる流域治水の加速化などにより、国や市町村と連携した県土の強靱化を図ってまいります。
また、同時に、限られた資源を最大限に生かすためには、埼玉版FEMA等を通じ県庁内外の機関との連携を図り、有事の際に迅速に対応する体制づくりを行わなければならず、ここに力を注いでまいります。
第3は、デジタル技術を活用した新たな社会に向けた変革であります。
ポストコロナを見据え、住民サービスの向上、新たなビジネスモデルの構築支援などを進めるため、デジタルトランスフォーメーションの実現が重要でございます。
この考えの下、私が就任して直ちにデジタル化の前提となるペーパーレスを進めると同時に、今年度には新たに私をトップとする知事直轄プロジェクトを立ち上げ、力強く推進させていただくことといたしました。
もちろん県政の発展は、これら三つの施策だけでなし得るものではございません。735万県民の期待に応えるためにも、これらに限らず県政全般の施策について私がしっかりとかじ取りを行うことで、日本一暮らしやすい埼玉を実現してまいります。
再Q 日下部伸三(自民)
私は、知事が何をやりたくて知事に立候補したかということを聞いているんであって、今申されました新型コロナ、あるいは県民の安心・安全を守るとか、そういう災害対策は、全部知事が就任された後に起こったことなんですね。
だから、その立候補の段階で、おれはこれがやりたいんだということが何なのかということを今聞くと、県庁のデジタル化、ペーパーレス化ですか、それだけなんですか。
よく分からないですけれども、何がやりたくて知事になったか、そこをちょっともう一度お願いします。
再A 大野元裕 知事
私の先ほどのお答えにつきましては、御質問にございましたとおり、就任して2年弱についての御言及があり、そしてそれらの対応の仕方、有識者会議や検討会、協議会についてのお話があり、私の実現したいものを述べろということでございましたので、今の立場から申し上げさせていただいたものでございます。
当時の選挙のときの公約というお話でございましたらば、あえて三つというのは、先ほど申し上げたとおり、順序をつけるべきものではないかもしれませんけれども、一つには、国民、県民、市民の安心・安全を実現するということ。そのための具体策として埼玉版のFEMAを掲げさせていただきました。
そして二つ目には、埼玉版スーパー・シティ。私は、これから高齢化を迎える埼玉県、これが最大の埼玉県が直面する挑戦だと考えております。
それを克服するためにスマートでレジリエントで、なおかつコンパクトな都市を実現するというまちづくり、これが二つ目でございます。
そして、三つ目には、先ほど御質問もございましたけれども、埼玉県の大きな特徴として、長所の一つが交通の便にあると私は考えております。
この交通の便を最大限に生かしていくために、「あと数マイルプロジェクト」について掲げさせていただきました。
これらについて、先ほど申し上げたとおり、順序は本来つけるべきものではないと思いますけれども、特に三つ力を入れたいと立候補のときには考えておりました。
再再Q 日下部伸三(自民)
今、大野知事、交通の利便性を生かした埼玉県づくりということ言いましたですね。
そうすると、荒川橋りょうの橋を架け換えるときに基礎だけでも複線化にするということを、もっと県が積極的にリーダーシップをとりにいくべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
再再A 大野元裕 知事
先ほど申し上げたとおり、埼玉県の長所でもある交通の利便性を最大限に生かしていくために、荒川橋りょうの複線化についてはあらゆる手段、そしてあらゆる方法を講じながら私は追求するべきと考えており、橋梁の土台の部分を整備することで、あるいはそれができないことによって諦めるべきものではなく、追求を引き続きさせていただきたいと思っています。
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