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掲載日:2019年7月11日
Q 浅井 明 議員(自民)
大津市の幼稚園児の野外活動へ行く途上の交差点での交通事故や、川崎市の通学バス停留所の殺傷事件など、幼い園児など学童が犠牲となる事故、事件が頻発しているようです。
大津市の事故検証では、もちろん事故を起こした運転者に責任はありますが、死傷者を出してしまった要因の一つに、交差点の形状があったようです。T字路交差点の事故の部分の道路が斜めに接続する交差点で、園児の信号待ち地点が突き出ている形でさらされた状態でした。報告書が出されておりますので、県警本部としても検証されたと思います。改善として、信号待ち地点に車止めの防護柵を設置したと聞いております。また、川崎の事件では、わずか十数秒間の出来事だったと報告されています。付添いの先生も何もできなかったと述べておりますが、同時刻に警察官の定期的パトロールがあれば抑止力になったのではと悩まれております。
これは私が関わった案件ですが、越谷市の西方小学校では、通学路の横断歩道の渡る時間の間隔が短く、児童が渡り切れず、追い付こうと点滅信号で駆け出してしまう児童がいるなど、大変危険な状態であると連絡を受け、PTA会長、校長先生、地元市議と一緒に調査を行い、県警に相談すると快く受け入れていただき、通学時間の7時半から8時の交差点横断速度感覚について、以前は赤色が13秒だったものを25秒に延長していただきました。児童が余裕を持って横断できると、保護者の方も先生方も安心とのことでした。
このように、小さな工夫から大きな安心を得られることがあり、通学路の点検、検証は大変重要と考えます。後で、あの時こうしておけばということがないことを願っています。
そこで、県土整備部をはじめ、県警、市町村、電線管理者で連携して行っている通学路安全総点検の取組について、県土整備部長に伺います。
A 中村一之 県土整備部長
県では、平成14年度から概ね5年に1回、学校関係者や保護者による通学路安全総点検を実施しており、平成28年度に4回目となる点検を行いました。
この点検は、さいたま市を除く県内の保育園や幼稚園の園外活動で使用する道路や小・中学校の通学路などを対象としております。
県内1,477校の教職員や保護者などの学校関係者が実際に通学路を歩いて点検し、対策を必要とする箇所として3,367カ所が確認されました。
その点検結果に基づき、平成29年度から令和3年度までの5年間の通学路整備計画を策定しております。
この計画に基づいて、防護柵や路面標示、舗装修繕などの対策を進めています。
これまでに対策の早期完了を目指し実施した結果、平成29年度と30年度の2カ年で6割にあたる約2,000カ所の対策が完了したところです。
引き続き、残る箇所についても道路管理者である国、県、市町村と警察、電線管理者が協力しながら通学路の安全対策を推進してまいります。
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