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掲載日:2019年7月11日
Q 浅井 明 議員(自民)
老朽化した越谷警察署の新庁舎建設については、平成30年6月定例会でも質問をいたしました。警察官1人当たりの負担率や刑法犯罪認知件数が県内第1位の現状、道場の半分が執務室として使われているワーキングスペースの狭あい化、さらに様々な数字を挙げて建替えの可能性をお伺いしました。
数値的には、管内人口が34万2,486人、これは平成30年4月から、34万4,790人、今年4月と、約2,300人増加している現状であり、また前述の数値も増加しており、治安はむしろ悪化している状況と言えるのではないでしょうか。県警本部としても十分御理解いただいていることと存じます。前回の答弁では、建物の老朽化、狭あい化など総合的に勘案し、計画的に整備するとのことでした。
本県には管内人口30万人以上の規模が大きい警察署が7署ありますが、その中で一番古い所沢警察署が本年春に竣工いたしました。これで37年が経過した越谷警察署が一番古くなったわけです。狭あいな環境の中で日々精進されている署員の方や、より安全・安心な生活を希求する越谷市民のために建替え、敷地の狭あいや立地条件の変化を考慮した、移転新築を含めた建設計画のお考えを警察本部長にお伺いいたします。
A 富田邦敬 警察本部長
越谷警察署の現庁舎は、昭和57年に建設されています。当時の管内人口が23万1,200人、現在はさきほどありましたとおり、約1.4倍の34万4,790人となっています。
これに伴いまして、署員数も約1.7倍に増員いたしました。これにより、刑法犯認知件数はピーク時であった平成14年に比べて約61%減り、検挙率は11ポイント増加する、これは越谷署の管内でございますが、増加するなど効果を上げていますが、庁舎の狭あい化が県下で最も進んでいる警察署になってしまったところです。
そこでこれまで、まず来庁者のために、例えば運転免許更新プレハブ庁舎を敷地内に新設しましたが、更新者が増加いたしまして対応できずプレハブの外で待っていただいている状態です。大変ご不便をおかけいたしました。また、駐車場は来庁者で常に満車でございます。
さらに、平成10年以降、警察では犯罪被害者相談室というのを設置しています。これは、犯罪被害者が安心して犯罪被害を相談できるようなスペースなのですが、越谷署では廊下をパーテーションで仕切って設置せざるを得ない状態となっております。エレベーターも設置されておりません。来庁者の方々に非常にご不便をおかけしております。
そのほか、警察業務のためですが、車庫を事務室に改修いたしました。署員の更衣室は階段の踊り場を改修して使っております。仮眠室は屋上に設置いたしました。様々な方策を講じてまいりましたが、なにぶん狭あい化が解消されておりません。
現在改築中の朝霞警察署の完成をもって、地震対策による警察庁舎の整備が完了いたします。今申し上げたような状況を踏まえ、今後、越谷警察署の庁舎改築につきましては、川口市における警察体制の検討と並んで優先すべき体制上の課題として、具体的な検討を進めてまいります。
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