トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年6月定例会 > 6月16日(木曜日) > 清水義憲(自) > 平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (清水義憲議員)
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掲載日:2019年6月26日
Q 清水義憲議員(自民)
昨年、圏央道の県内全線が開通したことにより、東北道や関越道などへのアクセスが向上し、首都圏近郊の主要な観光地への所要時間も短縮されました。北関東方面から神奈川方面へ、神奈川方面から北関東方面へ、観光客数がそれぞれ2割ほど増加したとの声も聞いております。交通アクセスが改善し、行程時間が短くなることで観光客増加につながりました。
今後、平成28年度中には圏央道の茨城県内区間の全線開通が予定されています。これが開通すると都心を経由せず外国人観光客が成田空港から直接埼玉県の様々な観光地を訪れることができるようになるため、新たな観光需要の喚起が期待されています。さらに現在は都心を通って埼玉、栃木、群馬などの各観光地をめぐっている観光バスも時間どおりの運行や時間短縮が見込まれることから、圏央道を通るルートに変更するところが出てくるものと思います。
茨城県内区間の全面開通は、これまでは成田空港から都内へ向かっていた外国人観光客の流れを変え、成田空港から埼玉県へ直接来ていただき、埼玉の歴史、自然、食などを知って楽しんでもらう絶好のチャンスです。
この千載一遇のチャンスを的確に捉え、これらの外国人観光客が埼玉に立ち寄ってもらえるような仕組みづくりに取り組むべきと考えます。産業労働部長の御所見を伺います。
A 立川吉朗 産業労働部長
圏央道は、今年度中に境古河インターチェンジからつくば中央インターチェンジ間が開通する予定です。
これにより、成田空港から本県までの所要時間の短縮が見込まれるとともに外国人観光客の誘致促進が期待できます。
成田空港から川越が高速道路で結ばれ、江戸の街並みが残る川越を散策して秩父地域に宿泊する「SAITAMAプラチナルート」の売り込みにも、大変有効になります。
加えて、渋滞する都心を回避し、埼玉県をハブにして栃木県や群馬県などにも立ち寄る新たな観光ルートの提案も可能となります。
本県には本庄市の競進社模範蚕室や深谷市の渋沢栄一記念館など絹産業関連遺産、小川町、東秩父村のユネスコ世界無形文化遺産である細川紙があります。
また、栃木県には、海外でも知名度の高い日光東照宮があり、群馬県には、本県にゆかりのある富岡製糸場などの世界遺産群があります。
このため、小川町や東秩父村、本庄市などの歴史遺産群を巡り、栃木県や群馬県に立ち寄るルートを外国人観光客に紹介する多言語パンフレットを作成し、栃木県、群馬県と連携してPRしてまいります。
また、成田空港から直接、本県に呼び込むツアーを増やすためには、本県の魅力ある観光地と成田空港がより身近になったことを旅行会社に実感していただくことが効果的だと考えております。
そこで、旅行会社を対象に、新たに、成田空港から圏央道を通り小川町や東秩父村、川越、熊谷、秩父地域を周遊するモニターツアーを実施いたします。
このモニターツアーでは、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、大会開催地周辺の観光もしっかりアピールしてまいります。
成田空港と直接結ばれている埼玉の魅力を広く発信し、たくさんの外国人観光客が訪れていただけるよう取り組んでまいります。
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