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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(清水義憲議員)

PTA活動について

Q 清水義憲議員(自民

先日、「菊池桃子さんPTAに問題提起」というニュースのタイトルを見て興味を持ち、読んでみました。記事の内容は以下のとおりでした。政府は25日、これは3月ですが、夕方、関係閣僚と有識者による一億総活躍国民会議を首相官邸で開いた。会合終了後、民間議員でタレントの菊池桃子氏が記者団の取材に応じ、この中で、就学児を持つワーキングマザーの悩みであるPTA活動について言及したとあります。菊池桃子さんの談話としては、例えば一つの例なんですけれどもPTA活動、もともと任意活動であった。しかし、なぜか全ての者が参加するような雰囲気づくりがなされている。その中で、なかなか働くお母さんたちにとっては、PTA活動というものが難しい。任意という言葉をもう一度みんなの中で共有して確かめ合って、本当に手伝いたいときに手伝いたい者が仕事の邪魔にならないように、何かできるような仕組みをつくっていくことが必要かと思いましたという内容でした。
一体、任意活動であるから希望者のみを募り、さらに手伝いたいときに手伝いたい者が行うPTA活動が成立するものでしょうか。実は、私も地元の小学校、中学校のPTA会長を経験し、上尾市のPTA連合会の会長までお世話になりました。最初は会社を持っていましたので、平日、週末に限らず忙しい身でしたからとても無理かなと思っていたのですが、年に数回出席すればよいと言われて、軽い気持ちでお引き受けしたPTAの役員でした。ところが、思った以上にやることが多く大変だったのですが、教育に関すること以外にも多くの社会の問題を学び、親として大変勉強になりました。私がこうして議員活動を行っているベースにもなっているものと思っています。
ですから、PTA活動に携わって保護者の方々が大変な思いをされていることはよく知っておりました。しかし、子供たちのために保護者が学校と一緒になって活動していこうという思いは、どの保護者にもあると考えます。子供たちの成長を支援していくためにPTAをどのように運営して、活動していくかが重要だとは思いますが、保護者も教職員もみんなで子供たちの成長を願うPTA活動は大変大切であると考えます。
また、菊池桃子さんはこのようにも発言しております。「PTA活動に決して否定的になってはいけないと思います」。実際に、これまでのPTA活動が子供たちの成長に、また学校教育の場に寄与してきた部分、貢献してきた部分を評価しなくてはなりません。そこまで分かった上での発言だったと理解しています。
私が、あえて県議会の一般質問にこの問題を取り上げた一番の理由は、私自身がPTA活動に携わっており、子供たちを育成する上で大変立派な活動であると考えるからです。
そこで、教育長にお伺いします。
まず、PTA活動へ加入や活動に対して、教育長の御所見を伺います。
次に、PTA活動の役員を引き受ける大変さについての御所見を伺います。
最後に、家事や仕事を持って忙しい中、それでも子供や学校や地域のためにPTA活動で御苦労されている方々に対する教育長のお考えを伺います。
本日は傍聴席にもPTA関係の方がいらっしゃっておりますので、是非PTA活動をされている方の励みになる御答弁をよろしくお願いいたします。

A 関根郁夫 教育長

まず、「PTA活動への加入や活動について」でございます。
PTAは、保護者と教職員が協力し、家庭や学校における教育に関して相互に理解を深める団体であり、児童生徒の健全な成長を図る上で、極めて重要な役割を果たしております。
PTAの加入については、活動の趣旨に賛同する保護者と教職員が、自主的に、できるだけ多く参加することが望ましいと考えております。
そのためには、保護者と教職員がPTAの意義を理解し、子供たちのために何ができるか、どのように取り組むかなどを考えて、活動していくことが大切です。
次に、「PTA活動の役員を引き受ける大変さについて」でございます。
共働きや家族の介護など、家庭の様々な事情から、「活動する時間がない」など、PTA役員として活動することに不安や負担を感じている方もいらっしゃいます。
一方で、PTA役員を経験した保護者からは「同じ年代の子供を持つ保護者同士が、交流する機会となった」、「はじめは大変だと思ったが、子供たちの成長に関わることができ、やってよかった」などの声もございます。
PTA活動を実践するに当たっては、一部の保護者が過重な負担をすることのないよう配慮するとともに、誰もが参加できるよう、活動の見直しを行っていくことが大切であると考えます。
県といたしましては、保護者がPTA活動に参加しやすいよう、様々な工夫を凝らしている学校の実践事例を情報提供するなど、支援をしてまいります。
次に、「子供や学校や地域のためにPTA活動をされている方々に対する考え」についてでございます。
PTA活動は、保護者と教職員が共に手を携え、児童生徒を温かく見守り、支え、育てるという、大変意義のある、立派な活動であり、取り組んでおられる全ての方々に、心から感謝申し上げます。
今後とも、保護者と教職員が一丸となって、PTA活動がより活発に行われるよう、一層支援してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

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