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掲載日:2019年6月26日
Q 大嶋和浩議員(県民)
利根川新橋の架橋については、隣の橋までの距離がおよそ10キロメートルと極めて間隔が開いているため、利便性はもちろんのこと、上流の刀水橋、下流の武蔵大橋では、朝夕は慢性的な交通渋滞が発生し、特に緊急時の救急搬送や災害時の懸念が大きいところであります。
この埼玉県北部地域と群馬県南部地域は、豊かな農産物を育む土壌や企業の呼び水ともなる水源にも恵まれ、県は異なりますが、一体的に発展してきた歴史があります。特に近年は、埼玉県側には新幹線の停車駅となる熊谷駅や本庄早稲田駅、湘南新宿ラインや上野東京ラインの開業により利便性が高まった高崎線の始発駅となる籠原駅、群馬県側には関越、東北の両高速道路へ接続する北関東道の開通などにより、激しさを増す地域間競争を勝ち抜くためにも、これら鉄道、道路インフラを最大限に生かしながら、また補完しながら発展していくことが求められています。いよいよ今月より改修に着手となる県営熊谷ラグビー場を含む熊谷スポーツ文化公園も、更に利用したいとの群馬県側からの声も聞こえてきているところでもあります。
埼玉県においても、これまで架橋の検討については群馬県との連携を図り、対応をしていただいているところでありますが、近年は地元住民の要望の高まり、さらには群馬、埼玉両県の地元自治体の議員連盟の設立など、地域の要望も高まってきております。
そこで、お尋ねいたしますが、利根川新橋の架橋に向けての現在の取組について、県土整備部長にお尋ねをさせていただきます。
A 浅井義明 県土整備部長
埼玉県北部地域と利根川を挟む群馬県南部地域においては、古くから交流があり、現在も通勤や通学、日常の経済活動が活発な地域であります。
利根川新橋のルートにつきましては、これまでに群馬県とともに「群馬埼玉地域連携道路網検討会」を設け、地域のまちづくり構想との整合や排水機場など河川施設の配置状況を踏まえ、複数案について検討を進めております。
また、架橋が想定される河川敷には大規模なグライダー場があるため、平成27年度は施設管理者に利用状況等のヒアリングを行ったところでございます。
新橋の位置の選定には、道路による地域分断や利用頻度の高いグライダー場の取扱いなど、更に検討が必要な状況です。
今後も群馬県と連携し、課題解決に向け検討を進めてまいります。
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