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掲載日:2023年4月19日
大和 広明 やまと ひろあき
所属・職名
温暖化対策担当 主任
専門学問分野
気候学、自然地理学
関心のある研究テーマ
埼玉県内における局地前線と気温分布の関係
過去から未来にかけての気候変動のモニタリング手法
学位
博士 (理学)
経歴
2005年3月 東京都立大学理学部地理学科 卒業
2007年3月 首都大学東京大学院理学研究科地理科学専攻 修士課程 修了
2012年3月 首都大学東京大学院都市環境科学研究科地理環境科学専攻 博士課程 修了
2012年8月〜2013年3月 東京大学大学院工学系研究科 特任助教
2013年4月〜2015年3月 中央大学 研究開発機構 機構助教
2015年4月〜2016年3月 日本大学文理学部 自然科学研究所 研究員
2016年4月〜2019年3月 長野県環境保全研究所 研究員
2019年4月〜現在 現職
所属学会
日本地理学会、日本気象学会、日本ヒートアイランド学会
センターにおける調査・研究
行政令達事業
- ストップ温暖化埼玉ナビ2050推進事業(温度実態調査)、2019-
- 有害大気汚染物質等モニタリング事業(地球環境)、2019-
- 先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業、2019-
外部競争的資金による研究
- 文部科学省 SI-CAT「気候変動適応技術社会実装プログラム」、「埼玉県の気候変動による課題を踏まえた、適応策に資する技術開発とその実装」(平成27~31年度)
研究業績
査読付き原著論文
【筆頭】
- 大和広明・浜田崇・田中博春・栗林正俊 (2019)寒候期の晴天静穏夜間における長野市のヒートアイランド現象と冷気湖、山風との関係.E-journal GEO.(印刷中)
- Tsuyoshi Honjo, Yuhwan Seo, Yudai Yamasaki, Nobumitsu Tsunematsu, Hitoshi Yokoyama, Hiroaki,Yamato, Takehiko Mikami 2018. Thermal comfort along the marathon course of the 2020 Tokyo Olympics. International Journal of Biometeorology 62(8):1407-1419.
- H. Yamato, T. Mikami, and H. Takahashi (2017) Impact of sea breeze penetration 1wover urban areas on midsummer temperature distributions in the Tokyo Metropolitan area. Int. J. Climatol. 37:5154–5169.
- 大和広明・森島 済・赤坂郁美・三上岳彦 (2017) 高密度観測に認められる夏季関東地方の気温と地上気圧の時空間変動の特徴−2014年7月〜9月の気温と地上気圧データを用いて−.E-journal GEO 12時74分-84.
【共著】
- T. Honjo, H. Yamao, T. Mikami and C.S., B.Grimmond (2015) Network optimization for enhanced resilience of urban heat island measurements. Sustainable Cities and Society 19:319-330.
- 飯田晶子・大和広明・林 誠二・石川幹子 2015. 神田川上流域における都市緑地の有する雨水浸透機能と内水氾濫抑制効果に関する研究. — 内外水複合氾濫モデルを用いたシミュレーション解析 —. 都市計画学会論文集 50: 501-508 .
- 高橋日出男・清水昭吾・大和広明・瀬戸芳一・横山 仁 2014. 稠密観測データに基づく晴天弱風の冬季夜間における東京都区部を中心とした気温分布について.地学雑誌 123:189-210.
- 高取千佳・大和広明・高橋佳子・石川幹子 2013. 明治初期と現代のマトリクス構造の変化が熱・風環境に与える影響に関する研究.都市計画学会論文集 48: 1029-1034.
- 大和広明・三上岳彦・高橋日出男 2011.夏季日中における首都圏のヒートアイランド現象に海風が与える影響.地学雑誌 120:325-340.
- 三上岳彦・大和広明・広域METROS研究会 (2011) 広域METROSによる首都圏高密度気温観測とその都市気候学意義:地学雑誌, 120, 317-324.
総説・解説
- 榊原保志・浜田崇・大和広明(2017)都市の熱環境の実態と原因 (特集 都市は暑くなっている?)、地理 62(2)、 22-31.
国際学会プロシーディング
- H. Yamato, A. Iida, S. Hayashi, and M. Ishikawa, A Scenario-based Approach for Evaluating Efficiency of Urban Green Space Planning for Inundation Risk Reduction: A Case of Kanda River in Tokyo Metropolitan Area. World Green Infrastructure Congress Nagoya 2015, Nagoya, Japan, Oct. (2015).
- H. Yamato, T. Mikami, and H. Takahashi, New urban heat island monitoring system in Tokyo metropolis.Extended Abstracts of the 7th International Conference on Urban Climatology, Yokohama, Japan, May (2009).
国内学会口頭発表
- 大和広明・栗林正俊・浜田崇・榊原保志 (2018) 長野市における夜間のヒートアイランド強度の時系列変化と郊外の接地逆転強度との関係、2018年日本地理学会秋季学術大会
- 大和広明・浜田崇・栗林正俊・田中博春・榊原保志 (2018) 長野市における夜間のヒートアイランド強度の時系列変化と接地逆転、冷気湖との関係、2018年日本地理学会春季学術大会
- 大和広明・浜田崇・栗林正俊・田中博春・榊原保志 (2017) 長野市における百葉箱でのヒートアイランド現象の実態把握とその観測精度.2017年日本地理学会秋季学術大会
- 大和広明 (2016) 高密度観測による首都圏におけるヒートアイランド現象と気圧分布の関係―観測と解析の観点から. 日本地理学会2016年秋季学術大会
- 大和広明・森島 済・赤坂郁美・三上岳彦 (2016) 高密度観測により示される夏季首都圏の地上気温・気圧の時空間的特徴(その3)―ヒートアイランド現象と都心周辺の低圧の関係―.2016年日本地理学会春季学術大会
- 大和広明・森島 済・赤坂郁美・三上岳彦 (2015) 高密度観測により示される夏季首都圏の地上気温・気圧の時空間的特徴(その1)―観測気圧の補正方法と気圧分布の特徴―. 2015年日本地理学会秋季学術大会
- 大和広明・三上岳彦・高橋日出男 (2011) 夏季日中の関東平野内陸部の高温と海風前線の関係. 日本気象学会 2011 年度秋季大会
- 大和広明・三上岳彦・高橋日出男 (2009) 首都圏のヒートアイランド現象―広域METROSの観測データを用いて―. 2009年日本地理学会春季学術大会
- 大和広明・三上岳彦・高橋日出男 (2009) 夏季の南関東における海風と気温変化の関係. 日本気象学会 2009年度春季大会
- 大和広明・三上岳彦・広域METROS研究会 (2008) 首都圏の夏季日中における高温域の形成要因. 日本気象学会 2008年度春季大会
- 大和広明・三上岳彦・広域METROS研究会 (2007) 広域首都圏における夏季のヒートアイランド現象.日本気象学会 2007年度春季大会
その他の口頭発表
- 大和広明・浜田崇・栗林正俊・田中博春・榊原保志 (2018) 百葉箱の観測データを用いた長野市のヒートアイランドと冷気湖との関係.平成29年度長野県気象研究発表・交流会
- 大和広明・浜田崇・栗林正俊・田中博春・榊原保志 (2017) 長野市における百葉箱でのヒートアイランド現象の実態把握とその観測精度.平成28年度日本気象学会中部支部研究会
- 大和広明・栗林正俊・浜田崇 (2017) 信州・気候変動モニタリングネットワークのデータを用いた短時間強雨の解析.平成28年度長野県気象研究発表・交流会
学会活動