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掲載日:2024年3月4日
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ホンモロコの養殖技術は、全国に先駆けて埼玉県水産試験場(当時)で技術開発されました。
水田を使って生産することが適していることから、転作用作目の一つとして生産を推進しています。
10アール当たり、45万粒の卵を収容して400kgの生産ができます。
養殖池には、4月初旬に施肥をしてミジンコを繁殖させ、4月下旬にふ化稚魚を収容します。2~3週間後から配合飼料を給餌して飼育します。給餌は、自動給餌機を用いて一日4~5回(一回、40分程度)行います。池の水は、植物プランクトンの繁殖をコントロールして青水で飼育します。その年の秋には平均体重が5g程度に成長し、取揚げ後5~7日間活け締めしてから、食材として出荷します。
ホンモロコ(体長10~13cm)
養殖池は、水田の表土を15cm程度掘り下げ、その土で土手を築き、漏水を防止するために周囲をビニールシートで覆って造成します。このような簡単な池で十分に飼育が可能です。
ホンモロコ養魚水田
県の東部・北部地域を中心に、生産者の庭先でkg当り3,000円程で販売されています。
40戸余りの生産者で約19tの生産が見込まれています。
水産研究所では、埼玉のブランド化事業の一環として、ホンモロコ養殖の技術開発を行うとともに、県内での生産拡大を目指して技術指導を行っています。
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