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掲載日:2024年12月9日
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外観はニシキゴイと同じですが、胸鰭、尾鰭等の各鰭が普通のコイに比べ2倍長くなるニシキゴイの改良品種です。
上皇陛下が1977年7月、皇太子殿下として埼玉県水産試験場(現、埼玉県水産研究所)視察の折り、インドネシアに鰭の長いコイがいるので、日本のニシキゴイと交配してはどうかとの提言を頂き、品種改良に取り組みました。
1980年2月インドネシア国立淡水魚研究所より、鰭の長い鯉(通称ヒレナガゴイ)学名Cyprinus carpio var.flavipinnis C.Vの移植を行いました。
1982年からニシキゴイとインドネシアゴイの交配を開始。現在では、紅白、大正、三色、浅黄、秋水、光り物の5品種が誕生しています。さらに、光り物を分類すると、プラチナ、オレンジ、山吹、張分、金松葉、銀松葉、孔雀のタイプが出現しています。
選抜率(ニシキゴイの体色で、各鰭が長い優良魚の出現率)は紅白8.5%大正三色3.1%、浅黄3.2%、秋水6.2%、プラチナ41.0%となっています。
飼育は通常のニシキゴイと全く同様ですが、成長はニシキゴイよりも優れている感じです。大きくなるので庭池での観賞が基本です。
しかしながら、体長10cm前後の魚は室内のガラス水槽で観賞すると、鰭が長いため、ニシキゴイとは異なった優美さを感じると思います。
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