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掲載日:2025年3月27日

令和7年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(細川威議員)

地元問題-都市計画道路浦和野田線の整備について-

Q 細川威 議員(民主フォーラム)

埼玉県東部の交通網の強化を目的として計画された都市計画道路浦和野田線は、越谷市から江戸川に架かる野田橋に至る重要な幹線道路として整備が進められています。県内においても交通混雑の解消や都市基盤の強化が求められる中、本路線の整備は多くの県民の関心を集めています。
また、本路線は複数の区間に分けて事業が進められており、それぞれの区間で用地取得や工事が順次進行しています。一部の区間では既に完成し、部分的に供用が開始されています。
そこで、お伺いします。次に供用が予定されている区間はどこになるのか、その供用時期はいつ頃になるのか、お聞かせください。
さらに、越谷市内の元荒川工区についてお伺いします。
浦和野田線の整備が進むことで地域の交通利便性向上が期待される一方で、計画の遅れが地域に与える影響も大きいと考えられます。特に、元荒川工区については、道路未整備のため細い路地を通り基幹道路へアクセスすることになります。その際、歩行者や自転車等の危険性も指摘されております。また、この区間は主に住宅地が密集するエリアに位置し、土地の買収や地域住民との調整が重要なポイントとなると聞いています。
そこで、現在の用地買収の進捗状況や河川環境への影響、そして周辺住民の生活環境への配慮についてどのように進められているのか、お伺いします。
また、本路線の整備による交通量の増加が予想される中、近くに位置する小学校周辺の安全対策についてもお聞きします。特に、通学路の安全対策について、歩道の幅員確保やガードレールの設置、信号機の追加など安全対策強化のためにどのような対策が講じられる予定なのか、お聞かせください。

A 吉澤隆 県土整備部長

この道路は、越谷市内の国道4号交差部から、松伏町内の野田橋交差点までを結び、国が整備を進めている国道4号東埼玉道路へのアクセス道路にもなる重要な計画道路です。
これまでに計画延長約8.3キロメートル区間のうち、約4.8キロメートルの整備が完了し、部分供用しております。
残る区間では、現在4つの工区に分け重点的に整備を進めており、令和6年度から国の有利な補助事業の採択を受けるとともに、積極的に補正予算も活用するなど、整備の加速を図っております。
また、用地取得では、県職員による用地交渉に加え、土地開発公社を活用するなど、事業を推進しています。
お尋ねの、次に供用が予定されている区間についてですが、松伏町田島地内の約0.4キロメートル区間について、東埼玉道路一般部の一部開通に合わせ、令和7年春の供用を予定しております。
次に、越谷市内の「元荒川工区」についてでございます。
この工区は、国道4号交差部から東武伊勢崎線との立体交差部までの約1.3キロメートル区間で、令和4年度に都市計画法に基づく事業認可を取得し、バイパス整備を進めています。
これまでに用地測量や橋りょう設計などが完了し、現在の用地買収率は25パーセントとなっております。
河川環境や生活環境への配慮につきましては、河川遊歩道の連続性の確保や、季節が感じられる街路樹の選定、遮音壁・低騒音舗装などによる騒音・振動対策を検討しております。
また、通学路等における安全対策につきましては、幅の広い歩道の整備や、横断歩道橋の設置検討などにより、歩行者の安全な通行空間の確保を図っていきます。
令和5年度に自治会、学校関係者など地域の皆様と「浦和野田線の整備に関する意見交換会」を組織し、生活環境対策や道路の安全対策などを検討しています。
今後とも、地元の皆様の御意見を丁寧に伺いながら事業の推進に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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