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掲載日:2025年3月27日
Q 細川威 議員(民主フォーラム)
学校のトイレ整備は、衛生環境の向上や感染症予防に不可欠であり、清潔で快適な環境が整っていないと、生徒が排せつを我慢し健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。近年では和式トイレの使用を敬遠する声が増えており、特に和式トイレに慣れていない生徒にとっては洋式化が急務です。現在の生徒たちは、自宅や公共施設においても洋式トイレを利用する機会がほとんどで、学校内に残る和式トイレの使用率は著しく低下していると考えられます。
私が越谷市内のすべての県立学校のトイレを視察したところ、和式トイレの必要性を訴える方はいませんでした。このことからも、和式トイレの存続が生徒のニーズに即しているかは疑問が残ります。今回の視察では、特に県立高校の特別教室棟などの校舎において、老朽化したトイレの改修と洋式化が急務であると感じました。理科実験室や体育館など特別教室のトイレは、改修が遅れているケースが散見されます。設備の老朽化に伴う衛生面の問題などを考慮すると、これらの施設におけるトイレ環境の整備を優先的に進める必要があると考えます。県として特別教室棟などの校舎のトイレ改修の現状や課題についてお伺いいたします。
さらに、県立特別支援学校では、洋式化が進んでいる学校でも依然として和式トイレが残っている状況があり、バリアフリー化の観点からも改修の必要性が高まっています。視察時に伺った学校では、あるトイレでは二つある便器のうち一つは洋式で、もう一つは和式でした。その和式トイレは、かつてはトレーニングのために使用されたものの、洋式トイレが主流となった現在では使われることはほとんどないそうです。
そこで、お伺いします。県立の特別支援学校における和式トイレの改修状況と今後どのような計画で進めていくのか、お聞かせください。
A 日吉亨 教育長
まず、県立高校の特別教室棟などの校舎のトイレ改修の現状や課題についてでございます。
県立高校のトイレ洋式化の現状につきましては、県ではこれまで、生徒の利用頻度の高い普通教室棟を優先してきたことから、特別教室棟などにおいては、洋式トイレは全体の約4割となっています。
議員御指摘のとおり、日常生活の中で、生徒が和式トイレを利用する機会は少なく、老朽化したトイレを改修し、洋式化することが課題であり、大規模改修等の事業に合わせて計画的に進めてまいります。
次に、特別支援学校における和式トイレの改修状況と今後の計画についてでございます。
県立特別支援学校では、児童のトイレトレーニングに使用していた和式トイレが一部残っておりますが、現在は改修を進め、約9割が洋式トイレとなっております。
今後は、学校の意向を確認した上で、大規模改修等の機会を捉えて計画的に洋式トイレへ改修してまいります。
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