埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:262393

掲載日:2024年12月20日

令和6年12月定例会 「決算特別委員長報告」

委員長 内沼 博史

決算特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会において審査してまいりました案件は、去る9月定例会に提出され、閉会中の継続審査となっておりました、第95号議案「令和5年度埼玉県の一般会計及び特別会計決算の認定について」及び第96号議案「令和5年度埼玉県公営企業会計決算の認定について」の2件であります。
審査に当たりましては、執行部に対し、決算書などに基づき詳細な説明を求めるとともに、必要な資料を要求いたしました。
その上で、予算の執行が、関係法令に沿って、適正かつ効率的に行われたかどうか、また、施策や事業の目的がどの程度達成され、県民サービスや福祉の向上にどのように貢献したか、などの視点から慎重に審査を行いました。
審査の過程では、県政全般について活発な質疑が行われました。
以下、主なものについて簡潔に御報告いたします。
まず、一般会計及び特別会計決算では、県税収入額が2年連続で過去最高額になった要因、市町村のデジタル化の推進、大宮公園陸上競技場兼双輪場の検討状況、埼玉県アライチャレンジ企業登録制度の登録企業数、消防団への加入促進、埼玉版スーパー・シティプロジェクトの推進、認知症ケアの支援、災害に対応できる医療体制の整備、海外ビジネスサポート拠点等の実績、農業の6次産業化支援事業、自転車走行空間の整備、県営公園のにぎわい創出、県立学校のICT環境の整備、サイバー局の新設による効果などについて質疑がありました。
次に、公営企業会計決算では、水道及び工業用水道の施設耐震化並びに管路の老朽化対策、下水道施設の設備投資に係るストックマネジメント計画などについて質疑がありました。
その結果、73項目を改善又は検討を要する事項とすることとした次第であります。
以下、主なものについて申し上げます。
一般会計及び特別会計決算に関しましては、県民生活部関係において、「在住外国人に対して我が国の法律や地域のルールを遵守させるよう努め、地域活動、社会貢献活動への参加促進に取り組むこと」、農林部関係において、「農作物の鳥獣被害において、農業従事者の声に寄り添い、被害対策の推進に努めること」、教育局関係において、「中学校における部活動の地域クラブ活動への移行については、生徒・保護者・関係者の声をしっかりと聞き、それぞれが納得した上で、円滑に取組が行われるよう十分な支援を行うこと」のほか、66項目を改善又は検討を要する事項としました。
公営企業会計決算に関しましては、企業局会計において、「工業用水道の安定供給の継続性の観点から、配水管の老朽化対策について、早期の計画策定と予算措置を継続して検討すること」、流域下水道事業会計において、「自然エネルギーの取組を更に拡大すること」のほか、2項目を改善又は検討を要する事項としました。
次に、討論に入りましたところ、第95号議案及び第96号議案について、反対の立場から、「第95号議案については、証紙の廃止により免許の更新時などの手数料の支払いがキャッシュレス決済のみとなっていること、地域保健医療計画の地域医療構想で高度急性期病床と急性期病床を補助によって回復期病床に誘導していること等。次に、第96号議案については、思川開発の総事業費が増加していること、荒川左岸北部及び利根川右岸流域下水道の維持管理負担金単価が引き上げられたこと。以上の理由から認定に反対する」との討論がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、第95号議案及び第96号議案について採決いたしましたところ、いずれも多数をもって、認定すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

お問い合わせ

議会事務局 議事課 委員会担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4922

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?