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掲載日:2023年12月22日
経済・雇用対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」でありますが、今回は、「中小企業の振興について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「商店街への支援について、ポイントカードのデジタル化等による顧客データ分析などのDXの推進はどのような内容なのか。また、データ分析の活用に関する支援も行っているのか」との質問に対し、「ポイントカードのデジタル化のほか、デジタル商品券、歩数に応じてポイントが貯まる健康アプリの導入など5件の支援を行った。デジタル化に伴い、ターゲットを絞った販売やプッシュ型の広報が可能となり、既存客の来店頻度向上や新規顧客の開拓を目指す取組になっている。データ分析の活用については、補助事業の実施後もヒアリングを行い、課題がある場合には、専門家を派遣しサポートを行っていく」との答弁がありました。
次に、「本委員会で視察した中小企業では、ロボットの導入や従業員のリスキリングなどを行うことでDXを推進し、大きく生産性を向上させていた。このように、ものづくりの現場でもDXの推進が必要であり、更に踏み込んだ支援が必要であると考えるが、どのような支援を行っていくのか」との質問に対し、「ものづくりの現場も含め企業のDXの推進には、経営層に対して意識啓発を図ることが必要だと考えている。IT活用の効果を知るための基礎講座や、自社のデジタル化に向けたロードマップを作成・実行するための伴走型支援まで行う実践的な講座があり、今年度は、200名を超す経営層の方に参加いただいている。社内でDXを牽引していく人材を養成し、中小企業の生産性向上につなげていく」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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