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掲載日:2024年10月23日
Q 鈴木まさひろ 議員(自民)
今年1月1日に発生した能登半島地震において、多くの方々が被害を受け、そして同年8月8日には日向灘を震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生し、南海トラフ地震に備えた臨時情報が発表される事態となりました。こうした一連の大規模地震は、私たちに自然災害の脅威が日常的に差し迫っている現実を突き付けています。
特に、大地震が発生した際に懸念されるのが、倒壊した電柱による道路の封鎖です。これにより、救急車両や物資の輸送が妨げられ、救命活動に深刻な遅れが生じる危険性もあります。実際、能登半島地震では3,000本以上の電柱が倒壊し、復旧作業に多大な支障を来しました。この課題に対し、電線類の地中化は災害時における迅速な対応のために極めて有効な手段となります。
私の地元熊谷市でも、県道美土里町新堀線における電線類地中化が進行中であり、地元の皆様からも強い関心と期待が寄せられています。災害に備えた地域の安全確保という観点からも、この事業の重要性はますます高まっています。
そこで、県道美土里町新堀線における電線類地中化について、事業の進捗状況と今後の見通しを県土整備部長に伺います。
A 吉澤隆 県土整備部長
この県道は、県道深谷東松山線の美土里町交差点から国道17号の自衛隊入口交差点に至る延長約1.9キロメートルの道路で、航空自衛隊熊谷基地と国道17号が直結することから、緊急輸送道路に指定されています。
そこで、災害時の電柱倒壊による道路閉塞を未然に防ぐことを目的に、この県道の全線を対象として、令和元年度から電線類の地中化を進めています。
これまでに、路線測量や地中化に向けた設計が完了し、令和5年度から道路に埋設されているガス管や上下水道管の移設工事を美土里町交差点側から実施しております。
令和6年度は、引き続き移設工事を進めるとともに、移設が完了した190メートル区間について、電線共同溝の本体工事に着手してまいります。
今後とも、ガスなどの占用事業者と連携し埋設物の移設を進め、移設が完了した箇所から順次、本体工事に取り組んでまいります。
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