トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和6年9月定例会 > 令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月3日(木曜日) > 鈴木まさひろ(自民) > 令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(鈴木まさひろ議員)
ここから本文です。
ページ番号:260061
掲載日:2024年10月23日
Q 鈴木まさひろ 議員(自民)
日本が国家ブランド指数で1位となった背景には、世界のあらゆる国々の中でも、この国はほかのどの場所とも異なると評された独自の魅力が影響しています。しかし、その一方で、観光庁の調査によると、訪日外国人のうち埼玉県を訪れる割合は、僅か0.8パーセントという悩ましい結果が影を落としています。
首都圏に位置しながらも、埼玉の認知度は依然として低く、県北で行われるラグビーなどの国際スポーツイベント、豊かな自然、文化と伝統、更にはアニメコンテンツの聖地など、多彩な観光資源があるにもかかわらず、それらが十分には伝わり切らず、訪問に至らない面があることを私ももどかしく感じています。
そこで、海外に対する県全体、特に県北の魅力発信や認知度の向上に関し、誘客促進に向けた具体的な戦略をどのように描き実行に移されているのか、知事に伺います。
あわせて、埼玉における外国人観光客の滞在期間の延長や消費額の増加にも資する、いわゆる体験型観光の充実強化も重要と考えますが、知事の御見解をお聞かせください。
A 大野元裕 知事
本県には、豊かな自然、多彩な文化といった観光資源が数多くあり、県北地域においても、熊谷の桜堤やうちわ祭、妻沼聖天山などのコンテンツがそろっております。
先日、アメリカのオハイオ州で開催された「日本・米国中西部会 日米合同会議」でも、本県の文化や食などの観光資源について、私自らプレゼンテーションしてまいりました。
誘客促進に向けた取組としては、こうした数あるコンテンツの中から、外国人観光客にとって魅力のある10のコンテンツをよりすぐり、それらにプロモーション資源を集中投下し、インバウンドを誘致することとしております。
観光等を提供する立場ではなく、お客様の立場に立った観点から、専門家の意見を踏まえ選定したコンテンツには、秩父鉄道の熊谷駅を始発とするSLパレオエクスプレス、大宮盆栽、ところざわサクラタウンなどのほか、小川町の和紙の手漉体験や川島町の醤油蔵で醤油づくり体験なども含まれております。
近年、特に欧米豪からの訪日客は、地域固有の歴史・文化に触れられる体験型観光を重視する傾向があり、これらの体験コンテンツは知的好奇心も満足させたい訪日客のニーズにしっかりと応えるものと考えます。
今後は、選定されたコンテンツを対象として、国内外のインフルエンサーや旅行会社などによる現地視察ツアーを実施し、本県ならではの観光資源の認知度向上や旅行商品化につなげてまいります。
訪日客が最も訪れる東京のすぐそばで魅力的なコンテンツを提供できるのが本県の強みであります。これを強く意識し、「Just North of Tokyo」をキャッチフレーズに、引き続きインバウンド誘致を図るべく強く発信してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください