令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（栄寛美議員）

地元問題-春日部市赤沼・銚子口地区で計画中の産業団地整備について-

Q　栄寛美　議員（自民）

先日24日、大阪において埼玉県企業立地セミナーが開催されました。同セミナーは、関東、東日本への立地を検討している関西圏などの企業に、埼玉県の魅力や情報を紹介する貴重な機会であります。
セミナーの中では、大野知事をはじめ、私の地元春日部市を含めた県内4市町の市長、町長などが、埼玉県の立地優位性や地元情報について積極的にプレゼンテーションを行ったと伺っております。春日部市の岩谷市長によるプレゼンテーションでは、企業立地を図る産業用地として国道16号と国道4号バイパスが交わる下柳地区のほか、現在建設中である東埼玉道路が国道4号バイパスに接続する赤沼・銚子口地区が紹介されました。
計画を進めている赤沼・銚子口地区については、現在、春日部市と県企業局とが連携し、産業団地整備の事業化に向けて関係機関との調整が進められていると聞いており、地元春日部市の発展に必要な企業誘致を図る産業用地の創出として大いに期待しています。
県の企業立地に関するホームページを見ると、埼玉県の企業誘致のこれまでの実績は、平成17年1月から令和5年9月までの約18年間で、企業立地件数が1,318件、新規雇用者数は4万481人、税収は約1,490億円に上るとあります。
また、最近の企業立地の実績を見ましても、圏央道エリアを中心に工場や流通加工施設など多くの企業が進出しており、引き続き埼玉県が立地場所として選ばれていることが分かります。これは物価高や円安といった経済に与える将来的な不安要素がある中でも、本県が我が国でも屈指の交通・流通の要衝であるという優位性に支えられ、企業の立地ニーズは底堅いものがあるものを意味していると考えます。
春日部市で現在計画されている赤沼・銚子口地区についても、県東部の主要道路である国道4号バイパス沿いのエリアであり、将来的には東埼玉道路が接続する地区であることから、県内でも屈指の交通・流通の要衝となり得るポテンシャルの高い地域です。こうした立地条件の良い地域に産業団地を整備して企業誘致を行うことは、雇用者の増加や税収増につながることから、地元市はもとより埼玉県にとってもいち早く整備されることが望ましいと考えます。
そこで、公営企業管理者にお伺いいたします。現在、計画されている赤沼・銚子口地区における産業団地整備の検討状況と今後の見通しについてお示しください。

A　北島通次　公営企業管理者

議員ご指摘のとおり、国道4号バイパスと東埼玉道路の接続が計画されている春日部市の「赤沼・銚子口地区」は、物流施設に限らず、製造業などにとっても立地に適した地域になるものと認識をしております。
企業局では、春日部市からの要請などを踏まえ、産業団地整備に向けた土地利用計画を検討し、これに基づく事業費の試算などを行ってまいりました。
また、事業化の際には共同事業者となる春日部市とこれらの調査・検討結果を共有し、意見交換を重ねてきたところでございます。
市では現在、産業団地の整備により影響が生じる農地や道路などについて、関係機関と具体的な協議を進めていると伺っております。
企業局といたしましては、現在、調整池などの工事費を精査・検証しているところであり、春日部市の取組と連携をとりながら、引き続き、事業化に向けて検討を進めてまいります。

 

• 上記質問・答弁は速報版です。
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