トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和5年12月定例会 > 令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 12月12日(火曜日) > 栄寛美(自民) > 令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(栄寛美議員)
ここから本文です。
ページ番号:247061
掲載日:2023年12月28日
Q 栄寛美 議員(自民)
我が国では、少子高齢化が進行し、人口減少の局面を迎えております。限られた人員・財源の中で、時代の変化や多様化する県民ニーズに適切に対応し、効率的な行政運営の実現を目指すためには、行財政改革に積極的に取り組む必要があります。
そこで、令和5年度からの埼玉県行財政改革プログラムに沿って質問します。
行財政改革の基本的な考え方の「4、変化の激しい時代に対応するためのマインド改革」では、「失敗を許容しつつ、不備や不足があればその都度、迅速に修正・改善を繰り返すアジャイルの姿勢を行動原則とすべき」とされております。この姿勢は、変化の激しい今、非常に重要な視点ですが、組織に浸透させ、マインドを変えるために、知事はどのように号令を発しているのか、具体的にどのような方策を行っているのか、お伺いいたします。
A 大野元裕 知事
私たちは今、人口減少や超少子高齢化、激甚化・頻発化する災害や危機への対応など、これまでの経験や制度では対応できない、歴史的課題に直面をしています。
答えの見えない困難な課題に立ち向かうには、前例のない取組にも果敢に挑戦し、スピード感をもって改善を重ねながら成果を挙げていく姿勢が重要となります。
「行政の無謬性神話」という言葉がありますが、行政は失敗が許されないという発想の下では、職員はリスクやあるいは困難な挑戦を避け、前例踏襲に陥りやすくなります。
このため私は、前例のない取組は、最初から完璧を目指すのではなく、トライアンドエラーを繰り返しながら完成度を高めていく方針を打ち出し、DXの取組などで実践をしています。
初めての取組は、小回りのきくスモールスタートで速やかに開始し、不備や不足があれば直ちに改善いたします。
通常の事業はPDCAサイクルを1年単位で回しますが、アジャイル型は数か月、数週間という短いサイクルで改善を行い、取組の精度を迅速に高めていきます。
例えば、生成AIなど新たなツールの導入や、フリーアドレスのように前例のない取組を進める場合、まずは少数のモデルで試行と検証を行い、改善を加えながら徐々に取組の規模を拡大してまいります。
今後も、アジャイルのマインドを全庁に浸透させ、スモールスタートと迅速な改善による成功事例を着実に積み上げて、行財政改革を推進してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください