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掲載日:2022年12月22日
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「新型コロナウイルス感染症対策等に関する件」でありますが、今回は、「現下の新型コロナウイルス感染症対策について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)の認証制度は、当分の間は維持されると思われるが、最終的な終結に向けて県としてどのように考えているのか」との質問に対し、「現在、国の基本的対処方針では、緊急事態措置区域及び重点措置区域以外の都道府県についても、実効性ある第三者認証制度の普及と認証店の拡大に努めるものとされている。このため、現段階ではこの制度を継続・維持していくことを基本と考えているが、国においては、第三者認証制度の在り方について検討しているという情報もある。今後は、国の動向等を踏まえながら、県としても在り方について検討していく」との答弁がありました。
次に、「検査確定診断登録窓口は、発熱外来を実施している医療機関がひっ迫しないように、抗原定性検査キットを活用し、自己検査で確定診断を行うために設置されたが、利用率は上がっていない。利用率をしっかり上げていく必要があるが、どのような対策を講じているのか。また、陽性者の登録フォームを見ると、迷惑メールの解除設定が必要になっているが、メールの設定が分からない人は、登録フォームの記入にまで至らないという声を聞く。もっと使いやすいものを考えていく余地があると思うがどうか」との質問に対し、「県では『備えましたか、検査キット』を標語にして、検査キットや解熱剤の備蓄、早期の購入を県民に呼び掛けている。その際、検査キットで陽性になったときには、検査確定診断登録窓口の利用をお願いし、利用率向上に取り組んでいる。また、陽性者登録時にURLの記載があるメールを県から送信する場合、受信拒否設定になっているとメールは受け取れないので、県では陽性者登録窓口の登録方法が分からない人のためにコールセンターを設置し、設定方法や入力方法について説明しているが、円滑に登録できる方法がほかにないか研究していく」との答弁がありました。
次に、「文部科学省から、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更等について通知が発出され、マスクの着用の考え方が示されたが、県としてどのような指導をしているのか。また、マスクの着脱は保護者も含めて周知徹底していくのはもちろんだが、児童生徒が加入する青少年団体等にも広く周知した方がいいのではないか」との質問に対し、「県では、国の考え方と同様に、体育の授業、徒歩や自転車による登校の際など、マスクの着用が不要な場面では、積極的に外すなどメリハリのあるマスク着脱の指導を行っている。一方、様々な事情により、マスクを着用できない、あるいは着用しなければならない児童生徒がいることを踏まえ、マスクの着脱に伴う偏見や差別、いじめが起こらないよう、マスクの着脱に関するリーフレットを作成するとともに、市町村教育委員会に対して、児童生徒や保護者の理解促進を図り、適切なマスクの着脱が行われるよう、周知をしている。また、児童生徒が活動している青少年団体などへの周知については、関係団体等に協力を依頼するなどの対応について検討していく」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「新型コロナウイルス感染症対策等に関する件」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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