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掲載日:2022年10月14日

令和4年9月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」

副委員長 細田 善則

人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興に関する総合的対策」でありますが、今回は、「グローバル人材の育成について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「国際課の『埼玉発世界行き』奨学金の支給を受けた学生の留学先はアメリカやイギリス等の欧米が中心であり、高校教育指導課の『グローバルリーダー育成プロジェクト』の派遣先はシンガポールとのことである。グローバル人材の育成という同じ目的の下、欧米とアジアという異なる地域へ留学することになるが、両課で連携を図る必要はないのか」との質問に対し、「『埼玉発世界行き』奨学金では、奨学生が自身の希望する渡航先を選択しているが、『グローバルリーダー育成プロジェクト』は、国際競争力の高いアジアの国を県が選択し、高校生を派遣するものである。それぞれの事業は、対象者のニーズに合致したものだと考えている」との答弁がありました。
次に、「『埼玉発世界行き』奨学金について、例えば学位取得コースであれば100万円を支給しているが、本奨学金の金額は適正なのか。通貨の価値など情勢の変化を踏まえ、奨学金全体を増額する、あるいは、対象者を絞り、一人当たりの金額を増額するといった見直しが必要と考えるがどうか」との質問に対し、「本奨学金は、限られた財源を活用して、できるだけ多くの若者の留学を後押しする趣旨で設置している。奨学金の金額については、県国際交流協会を事務局として運営する『グローバル人材育成センター埼玉』運営協議会において、現状の中で最適な支援はどのようなものか議論をしていきたい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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