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掲載日:2022年7月12日
Q 八子朋弘 議員(県民)
埼玉県では、一時保護児童の権利擁護と施設運営の質の向上を図るため、第3者評価を実施しており、日々改善に努めております。そのこと自体は評価できるものでありますが、それではその第3者評価、果たして適切な評価ができているのでしょうか。
第3者評価の一番の課題として、専門性の低さが指摘をされております。県のホームページで見る限り、これまで県内の一時保護所の評価をしてきた機関は3つの株式会社でありますけれども、どちらかというと介護や福祉を専門にしてきた業者ではないかと思います。それら機関は一時保護所の業務に精通した機関だったのでしょうか、福祉部長にお伺いいたします。
A 金子直史 福祉部長
本県では平成30年度から児童相談所一時保護所の第3者評価を開始し、県内4か所の一時保護所で、それぞれ2年に1回評価を実施しています。
この第3者評価では、一時保護の環境及び体制整備、子どもへのケア・アセスメントなど5項目の視点について、実地調査や児童へのアンケート調査などに基づき評価がされております。
評価機関については、埼玉県福祉サービスの第3者評価機関として県が認証した機関の中から、児童福祉分野に対応可能な機関を選定しております。
これまで評価をお願いしてきた3つの機関は、議員お話しのとおり、一時保護所の評価を専門とはしておりませんが、児童福祉分野の評価実績が一番多く、適切に評価をいただいているものと考えております。
再Q 八子朋弘 議員(県民)
厚生労働省が示している第3者評価のガイドラインにのっとって評価をしているんだと思いますけれども、県のホームページの報告書を見る限りでは、職員ですとか入所児童に対するヒアリングですとかインタビューをしているのか疑問に思いました。特に、入所児童に対するヒアリングは、子供のケアの心得がある評価委員が行う必要があるなど、簡単なものではないと言われております。
そういった意味では、これまで評価をいただいた機関については、果たして本当に十分であったのかなと思うのですけれども、再度、福祉部長にお伺いしたいと思います。
再A 金子直史 福祉部長
児童相談所の実地調査において、職員へのヒアリングは実施しております。
また、児童へのヒアリングにつきましては、児童への負担や意見の出しやすさを考慮して、直接聞き取る方法ではなく、アンケート調査により意見を聴取しております。
さらに、職員が子どもにどのように接しているかについても、実際に確認をしております。
こうした点を踏まえて、これまで評価をお願いしてきた機関は、適切に評価をいただいているものと考えております。
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