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掲載日:2024年10月17日
Q 山本正乃 議員(民主フォーラム)
大野知事は、就任して初めて策定する埼玉県5か年計画の大綱において、将来像の実現に向けた基本姿勢として埼玉版SDGsの推進を掲げ、様々な分野の施策をSDGsの17の目標にリンクさせて、「誰一人取り残さない、持続可能な発展・成長する埼玉県づくり」を目指されています。また、埼玉版SDGsの推進に当たり、「埼玉の豊かな水と緑を守り育む」と「未来への人材の投資」を重点テーマとして取り組まれています。
特に「埼玉の豊かな水と緑を守り育む」のテーマに沿った様々な取組が認められ、今年5月には先進的にSDGsを進める自治体として内閣総理大臣より「SDGs未来都市」に選定されました。埼玉県のポテンシャルの高さが国に認められたことは大変喜ばしいところであり、更に埼玉県の特色である豊かな自然と共生しながら持続的な発展を実現していくことが必要であると考えます。
特に私の地元越谷は古利根川などの豊かな川に囲まれ、昔から水郷越谷と呼ばれるなど、人々の生活や経済に川の恵みを受けながら発展してきました。川との共生の取組は大変重要と考えます。
そこで、大野知事にお伺いします。
その具体的な施策として、魅力ある水辺空間を創出するNext川の再生、川の保全や川との共生に取り組むSAITAMAリバーサポーターズプロジェクトなどの事業に取り組まれていらっしゃいますけれども、今後どのように展開されていくのか、知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
本県には、荒川や利根川など多くの川が流れており、川との共生や川の保全を進めていくことは非常に重要であると考えております。
「Next川の再生」は、民間事業者等が持つアイデアやノウハウを生かし、河川や調節池に新たな魅力を創出することで、地域に賑わいをもたらし、川との共生や川の保全に繋げることが狙いであります。
現在、県内5箇所で民間事業者等と連携した川の再生の検討を進めています。
新たな候補地につきましても市町村や民間から事業化に向けた相談がございますので、更に県内各地に広げてまいります。
また、「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」通称「リバサポ」は、川の保全活動などに活躍する川の国応援団に加え、新たに企業や個人にも活動に御参画をいただき、連携しながら川との共生や川の保全の取組を更に広げていくものであります。
団体と企業のマッチングによって、カヌーを使って楽しく行う清掃活動や、年齢や性別、ハンディキャップ、経験を問わず誰もが楽しめるヨットの体験イベントなど、新たな取組が広がっております。
イベント参加者が、地元の川で新たな団体を立ち上げる動きもあり、活動の広がりに大いに期待をしているところでございます。
「Next川の再生」事業に当たっても、リバーサポーターの意見を参考にしたり、その水辺でリバーサポーターが活動を行うなど、相乗効果を最大限に発揮してまいります。
この取組を通じて地域経済や社会に貢献する好循環につなげ、県民、企業、団体、行政がワンチームとなって、川との共生や川の保全を推進することで埼玉版SDGsの実現を目指してまいります。
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