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掲載日:2023年12月20日
Q 藤井健志 議員(自民)
これまでも述べてきましたとおり、公園は行政だけではなく、市民、県民、団体、企業など多くの方々と連携し、あるいはそれぞれが主体となって創り、維持し、管理されることで、公園がみんなに愛されると考えます。参加型の公園づくりについては様々な手法がありますが、二点紹介したいと思います。
一つ目は、井の頭恩賜公園のかいぼり事業です。かいぼりとは、池から水を抜き、一定期間干して清掃、堤や水路の点検補修を行う作業のことを言います。かいぼり自体は「池の水ぜんぶ抜く大作戦」というテレビ番組でも有名になりました。井の頭恩賜公園のかいぼり事業は市民参加型です。都や市の行政のほか、商工会議所、ロータリークラブやライオンズクラブなど、合計24団体で実行委員会を組織し、かいぼり事業を行います。かいぼりの事業費そのものは行政の負担ですが、寄附の募集を行ったり、また、かいぼりに合わせて生態系の調査やお魚の仕分けなど、大人から子供までボランティアとして共に汗をかきながらのにぎわいが創出されております。生き物や地域の歴史の教育にも寄与されているそうです。このみんなで創る愛される公園づくりの取組は、石神井公園やそのほかにも広がってきていると聞いております。
二つ目は、イベントの開催による公園づくりの機運醸成とにぎわいの創出です。例えば全国都市緑化フェアは、都市緑化の推進や普及啓発を目的として、市民参加のまちづくりの緑化や庭園コンテストなどが行われております。このようなイベントの会場となることにより、公園の魅力が発信できるのではないかと思います。
二つの事例を挙げましたが、参加型の公園づくりはこれからの公園には必要だと考えます。大宮公園のボート池においては、近年、アオコの発生など水質が著しく悪化しており、かいぼりの実施も対応策の一つであると考えます。ロンドンブーツも来てくれるかもしれません。
愛される公園づくりのため多様な主体と連携した取組を行っていくべきと考えますが、都市整備部長の見解をお伺いいたします。
A 濱川敦 都市整備部長
多くの方に愛され、ご利用いただく公園をつくるには、様々な形で多様な主体に、公園に携わって頂くことが重要です。
現在、大宮公園では、桜の育成作業や花壇の管理などに、近隣の方をはじめ多くの方々にご参加、ご協力頂いています。
また、埼玉西武ライオンズや大宮アルディージャなどの団体が、自主的にイベントを開催するなど、公園を盛り上げるために一役買って頂いています。
議員お話の住民参加によるかいぼり事業や、イベント開催などは、大宮公園の生まれ変わりに向け、多くの方に携わって頂く効果的な取組であると考えております。
東京都の井の頭恩賜公園のかいぼり事業では、水質がよくなり魅力が向上するだけでなく、ボランティアの意欲も高まり、活動の継続に寄与する効果があると伺っています。
また、全国都市緑化フェアや埼玉WABISABI大祭典のようなイベントは、多くの方に来園頂くだけでなく、リピーターの増加や愛着の醸成、大宮のまちを広く知って頂く好機として期待されます。
今後は、先進的な事例を調査するとともに、大宮公園の近隣住民や関係団体とも連携し、多様な主体による公園づくりの仕組みについて検討してまいります。
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