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掲載日:2023年12月20日
Q 藤井健志 議員(自民)
国内には無数の都市公園がありますが、そのほとんどの公園は、各施設の老朽化やそれに伴う改修費用の増大などの課題を抱えております。しかし、その一方で、その弱みを逆に大きな変革期と捉え、様々な手法により魅力ある公園へと生まれ変わった事例が国内のみならず海外にも数多く存在することは、これまでも述べてまいりました。
約2年前、その手法の一つである行政と民間の連携、すなわち公民連携について提案させていただきました。人口減少社会において税負担の軽減化を図る一方、より魅力あるサービスを提供する新しい公共の在り方です。現在、大宮公園の生まれ変わりについて公民連携をベースとして令和3年度に構想をまとめるため、専門家であるコンサルタントなど民間の知恵やアイデアを取り入れつつ検討を進めていただいておりますが、課題が山積していると聞いております。
公園は都市整備部の所管ですが、公園には教育局の歴史と民俗の博物館があり、双輪場で総務部県営競技事務所が大宮競輪の開催地として使用しています。また、そもそも公民連携を担当している部局は、企画財政部の改革推進課です。柔軟な発想で、公園の利活用に向けて検討していく際、仮に国の規制に挑むような特区案件を国に提出する場合や、民間事業者がステークホルダーとして参画するためのインセンティブの在り方などを協議する場合など、都市整備部だけでこうした広範にわたる課題に即応できるか疑問があります。
待ったなしで大宮公園の生まれ変わりを進めていくためには、組織横断型プロジェクトチームを設置するなどして進めるべきと考えますが、知事の所見を伺います。
A 大野元裕 知事
公園は憩いの場であるとともに、防災やスポーツ、観光の拠点など、その役割は多様化し、コロナ禍では新しい生活様式に合わせた活用も期待されています。
大宮公園の生まれ変わりはこうした社会の変化への対応に必要なことであり、公民連携や教育、スポーツなどを所管する部局が連携し、様々な角度から検討することが有効です。
大宮スーパー・ボールパーク構想は、現在、公園内の主要施設の在り方などを検討していますので、都市整備部を中心に取り組んでいますが、関係する部局とは相互に調整し意見等を集約しています。
議員御提案のプロジェクトチームの設置は、明確な目的に向けて、集中的に取り組む場面での活用が効果的と考えています。
公民連携の先行事例である大阪城公園でも、方向性が明確になった「大阪都市魅力創造戦略」策定後に、横断的チームを組織し課題解決を図っています。
令和3年度は、公民連携の活用や採算性などの検討を行い、構想を取りまとめます。
その後、構想を前進させるためには、更に踏み込んだ検討が必要であり体制づくりも重要です。
構想の実現に向けた過程では、プロジェクトチームも適宜活用することを含め、関係部局を緊密に連携させ組織横断的に対応してまいります。
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