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掲載日:2019年7月12日
Q 松澤 正 議員(自民)
近年、青森県の青天の霹靂や岩手県の銀河のしずく、山形県の雪若丸など、各県で次々と新しい品種が登場しています。今後、米消費の減少が懸念される中で、消費者に埼玉県産のお米を食べていただくためには、ますます安定的においしいお米が取れることが必要になるのではないかと思います。埼玉県では、これまで彩のかがやき、彩のきずななど、すばらしいオリジナル品種を開発してきました。しかし、最近の気候は温暖化による高温の影響等により、年によっては米の品質が低下することもあり、今後このような気象変動が続けば、せっかくここまで高まった埼玉県のお米の評価が下がってしまうのではないかと大変心配しております。
一つの品種を育成するには、10年以上の歳月がかかると聞いていますが、今後様々な気象変動に対応できる優れた品種を育成する必要があると思います。そこで、今後、県はどのような品種の育成を目指しているのか、農林部長に伺います。
A 牧 千瑞 農林部長
議員御指摘のとおり、近年は気象変動により品質の低下など米に影響を及ぼす事例が全国的にみられます。
記録的な猛暑が続いた平成22年には、本県において生産された米が白く濁ってしまうという現象が見受けられました。
そのような中、農業技術研究センターで品種育成していた約300の稲の中に、一つだけ白く濁らなかったものを発見することができました。これが後の「彩のきずな」です。
41.1度の国内最高気温を記録した本県では、多くの生産者から暑さに強い米の育成が求められています。
県といたしましては、様々な気象条件に対応可能で、作りやすく、そして美味しい、「彩のきずな」を超えるような優れた品種の育成を目指してまいります。
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