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掲載日:2019年7月12日
Q 八子朋弘 議員(県民)
富士見市における水害対策のもう一つのポイント、砂川堀雨水幹線の改良事業、こちらについては平成28年8月の台風9号の際、先の柳瀬川とは違い、浸水被害が発生してしまった地域です。被害発生後、今年の夏で3年となりますが、この間、県の御努力によりソフト面の対策として砂川堀雨水幹線水位監視システムが構築され、監視カメラにより現地映像や水位の状況がどこからでもリアルタイムで分かるようになりました。また、ハード面の対策として新河岸川との合流地点の改良、堤防のかさ上げ工事が現在急ピッチで進められています。
そこで、それぞれの工事の現在の進捗状況及び今後のスケジュールについて、下水道事業管理者に伺います。
また、3年前の浸水では周辺の山室地区の住宅エリアが床上まで浸水し、勝瀬地区にある保育園も浸水被害に見舞われ、保育園児がボートで救出されるという事態が発生しました。このたびの対策工事では、堤防のかさ上げが新河岸川の合流部からさかのぼること上流約1,250メートル地点、砂川堀第5号橋上流側までとなっており、周辺の住民からは堤防のかさ上げはそこまでで大丈夫か、また付近で合流する砂川堀第2雨水幹線の対策はと不安の声も聞こえます。
そこで、堤防かさ上げが第5橋上流側までとなる理由と併せ、県の事業ではありませんが、砂川堀第2雨水幹線の対策状況についても下水道事業管理者に伺います。
A 砂川裕紀 下水道事業管理者
まず、「工事の進捗状況及び今後のスケジュールについて」でございます。
砂川堀雨水幹線の治水対策は、国道254号の勝瀬橋から上流側を下水道局が、勝瀬橋から新河岸川合流点までを河川管理者の県土整備部が、協力しながら実施をしております。
勝瀬橋から砂川堀第5号橋上流側までの工事につきましては、堤防の嵩上げが概ね完了し、引き続き堤防上の舗装の工事などを含め、令和元年度中に完成する予定でございます。
勝瀬橋から新河岸川合流点までの工事につきましては、現在、富士見市道の砂川堀第1号橋の架換工事を進めておりまして、その後、堤防嵩上げ工事を行います。
さらに、新河岸川への合流量を増やすために、現在の樋管を撤去する工事を行い、令和2年度の事業完了を目指しております。
次に、「堤防嵩上げが砂川堀第5号橋上流側までとなる理由について」でございます。
現状では砂川堀第5号橋上流側までの堤防高が、合流先の新河岸川の計画堤防高よりも低いため、同じ高さまで嵩上げをすることとしております。
最後に、「砂川堀第2雨水幹線の対策状況について」でございます。
富士見市に確認したところ、砂川堀雨水幹線との合流地点に新たに逆流防止ゲートを設置する工事を、令和元年度に同市が実施する計画となっております。
今後とも、県土整備部や関連市町などと連携をしながら、砂川堀雨水幹線の治水対策に取り組んでまいります。
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