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掲載日:2019年7月12日
Q 八子朋弘 議員(県民)
現在、埼玉県では健康で長生きしていただくための有効な方策の一つとして、健康長寿埼玉プロジェクトが推進されています。ウォーキングや筋力アップトレーニングに取り組んでいただき、健康寿命の延伸や医療費の抑制を図る事業ですが、県内57の自治体に何らかの形でプロジェクトに参画していただいています。私は、健康長寿埼玉プロジェクトは自治体のできる健康長寿施策としてはよくできていると思いますので、改善する点は改善した上で、今後どなたが知事になったとしても更に推進していくべきであると考えております。
そして、この健康長寿埼玉プロジェクト、平成29年度からはプロジェクトの一環としてコバトン健康マイレージの運用を開始しています。コバトン健康マイレージは、忙しい人や健康づくりに関心が低い人にも参加してもらうために構築したものです。ウォーキングなどに応じてポイントがたまり、抽選で賞品が当たるなど、楽しみながら健康づくりに取り組むことができる仕組みとなっています。平成31年3月末時点での参加者数は約5万4,000人です。一人でも多くの県民の皆様にこの事業に参加してほしいところですが、一方、登録はしているものの、実際には行動できていない方、いわゆる幽霊会員が多いのではないかと危惧しています。この事業は、実際に健康づくりに取り組んでもらわなくては意味がありません。今年の予算特別委員会でも指摘があったようですが、現状の取組はいかがでしょうか。
また、参加をする際、保険証のコピーを郵送する等、登録手続が面倒であるとも聞きます。もっと手続を簡素化し、参加のハードルを下げるべきではないでしょうか。見解を保健医療部長に伺います。
A 関本建二 保健医療部長
まず、「実際に健康づくりに取り組んでもらうための取組について」でございます。
コバトン健康マイレージは、運用開始から3年目となり、今年度から7市町村及び3健康保険組合が新たに加入し、47市町村、10健康保険組合、7企業に参加いただいております。
5月末現在の参加者数は、約5万8,000人でございます。
健康づくりは、生活習慣を改善し、健康に役立つ取組を日々継続することが非常に重要です。
コバトン健康マイレージでは、運動習慣が身に付くよう、無理なく楽しみながらウォーキングを続けてもらうための仕組みを取り入れています。
具体的には、歩数などに応じてポイントが貯まり、県産の野菜や肉などの賞品が当たる抽選に参加することができます。
また、年代別、男女別の個人ランキングや、所属する企業等の団体戦ランキングなど、参加者のモチベーション維持につながる工夫をしています。
このほか、市町村等が主催する健康づくりのイベントとタイアップし、参加者にボーナスポイントを付与しています。
一方、参加者の中には、歩数データの送信が滞っている方も含めて、歩数が少ない方がいます。
こうした方に対しては、システムには、歩数が減っていることを気付かせる既存の機能があるため、その機能の有効活用を検討してまいります。
また、取り組みやすい歩数からボーナスポイントを付与したり、抽選賞品の数や種類を増やすなど、ウォーキングを促すための仕組みを検討してまいります。
次に、「登録手続の簡素化について」でございます。
企業等を経由して申し込む場合は、その企業の社員であることが容易に確認できるため、必ずしも本人確認書類の提出を求めておりません。
一方、市町村を経由して申し込む場合は、住民であることを確認するため、原則として保険証のコピーを提出いただいております。
議員の御指摘のとおり、参加者から登録手続が煩わしいという御意見もいただいております。
企業等と同様に手続の簡素化ができないか、市町村と協議し検討してまいります。
登録手続の見直し等を行い、より参加しやすいものとすることで、参加者のさらなる拡大を図ってまいります。
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