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掲載日:2019年7月12日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
この件につきましては、会派の田並議員も一般質問をされており、その後の状況も踏まえて質問をさせていただきます。
昨年2月20日に、警察庁から「貨物集配中の車両に係る駐車規制の見直しの推進について」という通知が各都道府県警察の長などに出されました。通知が出された背景には、宅配貨物が年々増加する中で、宅配業で働く方の労働条件の改善が喫緊の課題となっていることがあり、トラック・バス・タクシーの働き方改革に関する関係省庁連絡会議取りまとめがまとめられたことがあります。この中では、直ちに取り組む主な施策として、貨物集配中の車両に係る駐車規制の見直しが盛り込まれました。そして、各都道府県警察にあっては、安全かつ円滑に駐車できる場所における駐車規制の見直しを行い、駐車規制が必要最小限のものとなることが求められています。そして、可能な限り早期に見直しを行うこととしつつ、2020年度末までに見直しが完了するよう、計画的かつ集中的に実施するものとされています。
国民生活の基盤となる運送サービスに関わる方々の長時間労働是正には、貨物集配車の短時間駐車に対応するなど環境整備が必要です。私も、関係者の方から何とかしてほしいとの切実なお声をお聞きしています。埼玉県内では、本年2月からさいたま市大宮区大門町3丁目の1カ所で、パーキングメーターの一部が貨物集配中の貨物車に限定した駐車可能箇所となりました。
そこで、警察本部長に質問をいたします。
この見直しを宅配業に携わる企業や関連団体は大変期待をしています。県内において、今後どのように関連団体などからニーズを受け止めて駐車規制の見直しを進めていくのかお伺いをいたします。
A 富田邦敬 警察本部長
自動車運送事業は、産業活動や国民生活の基盤となる重要な産業で、そのサービスを安定的持続的に確保する必要があると認識しています。
しかるに、特に、年々増加する宅配貨物の配達について、貨物自動車運送事業者から、駐車スペースの少ない都市部の駐車規制見直しの要望が出されているところです。
警察では、このような要望を受け、自動車運送事業の重要性に鑑み、安全かつ円滑に駐車できる場所における駐車規制の見直し・除外を行うべく、駐車需要や道路幅員等の交通実態調査を行い、周辺住民の理解を得て駐車規制の見直しを行っています。
本年2月には大宮駅東口において駐車規制の見直しを実施いたしました。
これ以外にも、現在大宮駅東口以外となりますが、春日部駅、川越駅の3つの駅の周辺5カ所について要望が提出されています。
これらについても先ほど申し上げた調査等を行い、実施可能な場所については今年度中に駐車規制の見直しを行います。
貨物自動車運送事業者とは、現時点においても協議を進めているところですが、引き続き連絡を密にし、駐車規制の更なる見直しを推進してまいります。
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